The Miagao Church, Miagao、ミアガオ教会、ミアガオ、フィリピン
フィリピン、イロイロ市のMinagaoにあるThe Miagao Church(The Santo Tomás de Villanueva Parish Church)。18世紀頃の建物。フィリピンのバロック様式教会群(Baroque Churches of the Philippines)としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。フィリピンのNational Cultural Treasures。イロイロ市内より車で約30分程度。
威風堂々した佇まい。現地に行って初めてそのスケール感や迫力を感じることができた。建物の風合いは、建設時期の18世紀よりも古く感じられ、なぜか色合いやデザインから縄文式土器を彷彿とさせます。
ベルタワー。デザインは左右非対称。
独特のレリーフ。土着的なものが自由にデザインに反映され、欧州にある教会とは全く異なるもの。中世スペイン、中国、ムスリムと現地の伝統的なものがミックスされたものだそうです。植物もココナッツ、パパイヤ、ヤシの木を表しているそう。
教会の内部へ。世界遺産ですが、博物館や遺跡ではなく、通常の教会として機能している。
祭壇は金色と赤色を組み合わせ、非常に美しい。
教会内部は明かりをつけておらず、自然光のみ。南国の外光が差し込み、明暗の差が大きく、目が慣れるまでは非常に薄暗く感じる。
教会の外へ。分厚いバッドレスが特徴。建材の一つとして現地のLimestoneを使用しているそうだが、年月による風合いが出ている。黒々としている部分が見られるが、煤といったものではないと思う。
正面から右側のベルタワーを望む。
正面から左側のベルタワー。地震や台風などの災害に堪えうるよう分厚い土台になっているのか。
正面入り口。
教会の周囲はトライシクルや車が多く走るフィリピンの田舎の街の風景が広がっている。
2019年3月訪問。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?