4月4日（木）

散歩をする。もうこの季節は外を歩いても寒さで体が固められることはなくて、特に頑張らなくてもするすると足が動いていく。しかし桜が満開で世界は光に満ち溢れてるけど、そんなに気分は浮かないな。冬よりはましだけど。体を動かしてないからだめなのだろうか？　昔は散歩をしているとそれだけで楽しかったし、いろんな面白いことを思いついたりしたのだけど、今はそういうのがない。だけど、体を動かすと楽になるかもしれない、これは薬だ、と思って黙々と足を動かし続ける。
川を渡って公園を通り抜けた。駅前にサイゼリヤを見つけた。
そんなにサイゼリヤに入りたいわけじゃないけれど、昔サイゼリヤによく行ってた頃は楽しかった気がするな。またサイゼリヤに入れば少しは楽しくなるだろうか、などと入り口の前で逡巡していると、十数人の法被をきた高校生くらいの女子たち（阿波踊りか何かか？）が僕の横を通り過ぎてサイゼリヤ入っていって、入り口近くで行列を作ってしまった。諦める。
今にして思い返せば30代は大体のことがうまくいっていたけど、これから先はそうもいかないんだろうな。