見出し画像

Seventh Wonder "The Testament"-かじぃの2022年に買ったアルバム 第8回

アメリカでもかなり売れてきたパワーメタル寄りなシンフォニック/プログレバンド、KamelotのVo、トミ・カレヴァックの古巣バンド、セブンスワンダーの4年ぶり6枚目のアルバム。
評価は☆4.5。

セブンスワンダーもややメタル寄りのハードロックからプログレメタルにアプローチしてきた感じのバンド。
Dream Theaterの系譜に連なる、かなり正統派でメロディが美しいプログレメタルといったバンドになるのかな。

前作の"TIARA"も良かったんですよ。
しっかりとしたコンセプトアルバムでハッとするような良メロが飛び出してくるFair WarningにDream Theaterを掛け合わせたような感じで。
今回はちょっと音楽性変わった?更にリフがメタル感を増していて「おぉん?これはKamelotとどう区別をつけるんだ?」と思ったものの、清涼感や解放感で矢張りセブンスワンダーだと分かるか。
逆に言うとKamelotの方がよりダークでドロドロしてる感じが強い。

最近もプログレメタルも多様化してて、リズムだけは複雑なメシュガーやら、よりプログレに特化したペリフェリーやら、色んな方向に枝分かれしてるわけですが、このセブンワンダーはDream Theaterの名盤、"Images and words"の延長線上にある感じ。
しっかり歌メロも開放感があって美しいのに、バックではしれっとテクニカルなことやってるタイプ。
あの名盤と比べるのはちと酷な気がしないでもないけど、それでも十分に耳に残る美メロが堪能できる。
あの辺が好きだった人には是非一聴して欲しいアルバム。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?