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ニジイロクワガタ真夏の常温飼育の結果

結論からいきます。

ニジイロクワガタは真夏の常温飼育はやめましょう。

人が普段生活をしない場所の中で、1番涼しいと思う所で飼育しました。

しかしながら、今年は異常な猛暑で冷房を使わなければ家のどこにいても温度が高く、日中は平均30℃はあたりまえの期間がずっと続きました。

最高に暑い時は32℃に達しています。

比較的温度に強いと定評のあるニジイロクワガタですが、この一夏成虫を8匹用意して飼育に挑んだ結果。

4匹☆になりました。
サンプル数は少ないもの、50%です。

実験とはいえ、虫達には本当可哀想なことをしてしまいました…

ただ直ぐに星になったわけではなく、ペアリング・産卵セットを組みある程度の期間は生存しております。

ですが、普段の寿命を考えれば儚すぎなくらいに短かったと思います。

ヒラタクワガタ(対馬)
国産オオクワガタ
メタリフェルホソアカ

飼育したものはニジイロクワガタだけではありません。

上記の画像3種のクワガタ達も同じ条件で飼育しました。

ですが、この3種は全く☆になることもなく且つ産卵まで成功しております。現在全て幼虫確保。

特にメタリフェルなんかは爆産中の爆産でした。

という事は、上記3種のクワガタ達は比較的高温にも耐性があるのかもしれません。
しかしこれはまた別のお話。

そして肝心のニジイロの産卵セットはどうかというと…

ニジイロ割出し

採れるにはとれましたが、1♀よりたったの5匹のみ。他坊主に終わりました。

グリードSL

5匹採れた♀を再セットするも、2ヶ月たった今側面に幼虫が見えないのでおそらく失敗でしょう。

♀のコンディションも悪くなかったので、やはり高温帯では産卵しないのだと思います。

これらを踏まえ、過去の経験を足して自分なりの導き出したニジイロクワガタの適温飼育温度の最大値は

27℃

理想の飼育温度は22℃〜25℃程度です。

あくまでもこれは自分の中での予想で、正解ではありません。

という事で、私は今後30℃に達する場所でのニジイロクワガタの飼育は絶対にやりません。

皆さんはどうか良きブリードライフをお送りください。

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