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黄体・卵胞混合ホルモン剤の添付文書にはなぜ「毎日一定の時刻に服用させること」とわざわざ記載があるのか。

 薬は通常、「毎日だいたい同じ時間に飲むもの」(頓服など一部を除いて)という認識のはずだが・・・。

 黄体・卵胞混合ホルモン剤は、今でこそ更年期障害や月経困難症などの適応があるが、最初は「ピル」として承認されていた。
 つまり、(避妊薬として)健康な人が飲むものだったため、敢えて「毎日一定の時刻に服用させること」という文言が記載されたらしく、それが現在も残っているようだ。
 (バイエルMRより)
 【2019.01.12記載】

仕事より趣味を重視しがちな薬局薬剤師です。薬物動態学や製剤学など薬剤師ならではの視点を如何にして医療現場で生かすか、薬剤師という職業の利用価値をどう社会に周知できるかを模索してます。日経DIクイズへの投稿や、「鹿児島腎と薬剤研究会」等で活動しています。