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AYA世代とがん治療

ご覧いただきありがとうございます。薬剤師まさです。1番目に書きたい内容は私が積極的に取り組んでいる「AYA世代とがん治療」についてまとめてみました。

今私自身がホットであると同時にどうしたらいいのか悩んでいる問題を書きたいと思います。タイトルにもあります通り、AYA世代のがん治療です。AYA?なんだそれという方もいると思いますが、これを見て知っていただけると嬉しいです。

目次
1 AYA世代
1.1 AYA世代とは
1.2 思春期と若年成人
1.3 AYA世代のがん患者の実態
1.4 AYA世代の抱える問題点
2 AYA世代のがん治療と生活
2.1 がん治療と現状
2.2 AYA世代特有の問題
2.3 AYA世代特有の病態の進行と治療開始時期
3 薬剤師として何ができるのか
3.1 AYA世代に対するチーム医療での薬剤師の立ち位置
3.2 現実は厳しい状況

AYA世代

AYA世代とは

AYA【Adolescent and Young Adult】の頭文字をとった名称であり、15歳から40歳までを対象とされております。AYA世代といっても幅があるため、思春期と若年成人に分けられます。

 思春期と若年成人

思春期(Adolescents) は就学期。

精神的・社会的自立に向けた発達段階。就労前で経済的自立ができていない。意思決定の主体は親になりがち。性的にも発達途上。
若年成人(Young adults) 就労期。

精神的・経済的に自立し始める。意思決定は本人であり、次世代を生み育て、社会を支える。
同じ年齢であっても、自立の度合い、就学・就労・経済的状況、家庭環境により、ライフプランには個人差があるため、具体的な対応を考える際にはオーダーメイドで対応することが望ましいと考える。


1.3 AYA世代のがん患者の実態

​2009-2011年の小児がん(0~14歳)の罹患率(粗罹患率)は12.3(人口10万人あたり)と報告されています。AYA世代にかけてのがん罹患率は15~19歳で14.2、20歳代で31.1、30歳代で91.1(人口10万人あたり)。これらの罹患率を日本全体の人口に当てはめると、1年間にがんと診断されるがんの数は小児(0~14歳)で約2,100例、15~19歳で約900例、20歳代で約4,200例、30歳代で約16,300例と推計される。

10歳代では血液関連の疾患が多いが、20歳~30歳代にかけて乳がん、子宮頸がん、甲状腺がんが増えてきており、AYA世代ではその変化が大きいことがわかります。

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ご覧いただきありがとうございます。読んでいただいた方が、より安全な抗がん剤治療を受けられるように願っています。また元気な時間を1日でも長く・楽しく・素敵な思い出を作れるよう、副作用を気にしないで生活できるように貢献できるよう情報を発信していきたいと思います。

薬剤師まさ


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