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調剤薬局様の税務のご相談について下記リンク先をご確認ください。
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調剤薬局へのfreeeの導入支援もしております。その際に薬局の特性上特に設定した方が良いものがあります。

今回はfreeeを調剤薬局へ導入した際に設定すべき4点について記載します。
なお必ずしもfreeeでないとできないことばかりではありませんので、利用している会計ソフトで可能なことについてはぜひ取り入れてみてください。

科目設定

特に設定をしない場合には販売した際には売上高という勘定科目を利用しているかと思います。
ただ単に全てを売上高としてしまうと後程の分析ができなくなってしまうため勘定科目や品目別設定をすることをお勧めしております。

まずは消費税の関係もあるため保険売上とそれ以外の売上に分けることをお勧めしています。もしくは請求先ごとに分けるというのも宜しいかと思います。

また品目別の設定もできますのでこちらについては保険売上の中身を分けて見える化することをお勧めしています。
具体的には薬剤料や技術料等その後の分析に使えるように内容ごとに分けて入力できるようにします。
仕入高についても医療品とOTCを分けておきます。

上記のように分けておくことで仕入高と比較して薬価差益を確認することができるようになりますし月次推移で確認した際にも分かりやすくなります。

資金繰りの見える化

請求については請求後の入金は原則2ヵ月、支払については卸さんとの交渉でしょうが1ヵ月後や2ヵ月後等様々かと思います。

取引入力の際にあらかじめ決済日付(入金や支払の予定日)をきちんと入れておくことをお勧めしています。
それにより資金繰りレポートにより資金の動きを確認することができるようになります。
特に支払が翌月になっている場合には入金より支払の方が先に来ます。多額の仕入をした場合には特にその後の資金繰りには注意が必要です。

在庫の入力

在庫については毎月レセコンや在庫管理システムから数字を出しているところもあれば。年1回の作業で棚卸をしている事業者もいると思います。
調剤薬局においては在庫金額は非常に重要な数字のためできれば少額なOTCを除き毎月出せるような仕組み作りをしていただくことをお勧めしております。
なおfreeeでは各月の在庫金額を入力することで毎月の仕訳を計上してくれる機能があります。

借入金の設定

M&Aもしくはゼロからの立ち上げだったとしても必ずといってあるのが借入金です。
こちらについてはfreeeには借入金管理アプリがあります。こちらに入力しておくことで先々までの入力や一元管理が可能となります。
きちんと設定しておくことで今後の資金繰りの見える化にも役に立ちます。

最後に

いかがでしたでしょうか。会計ソフトと言っても様々な機能がありそれを使うか使わないかによって表示される情報の有用性も変わってきます。導入の際にはぜひ参考にしてみてください。



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