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調剤薬局がマネーフォワードを導入する際に設定すべきこと

調剤薬局様の税務のご相談について下記リンク先をご確認ください。
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新橋税理士法人 調剤薬局様用サイト

調剤薬局へのMFの導入支援もしております。その際に必ずしておいた方が良い設定があります。

今回はMFを調剤薬局へ導入した際に設定すべき3点について記載します。



科目,部門設定

当初の設定では売上高という勘定科目を利用しているかと思います。
ただ全ての収入を売上高としてしまうと後程の分析ができなくなってしまうため勘定科目を分けて記帳することをお勧めしております。

まずは消費税の関係もあるため保険売上とそれ以外の売上に分けることをお勧めしています。

また補助科目別の設定もできますのでこちらについては取引先別や中身を分けて見える化することをお勧めしています。
具体的には薬剤料や技術料等その後の分析に使えるように内容ごとに分けて入力できるようにします。
仕入高についても医療品とOTCを分けておきます。

また、MFでは部門別で損益を確認することができます。
部門数に制限はないので、細かく部門を分けることもできます。

上記のように分けておくことで仕入高と比較して薬価差益を確認することができるようになりますし月次推移で確認した際にも分かりやすくなります。

キャッシュフロー表の確認

請求については請求後の入金は原則2ヵ月、支払については卸さんとの交渉でしょうが1ヵ月後や2ヵ月後等様々かと思います。

MFでは「未実現」として、将来入出金予定のある仕訳を作成することができます(現在ではビジネスプランから)。
売掛金や買掛金など、将来入出金があるが、その時に実際いくらお金が残っているのかを簡易に確認できるのがキャッシュフロー表です。
仕訳から自動で作成され、未実現の仕訳も含めて作成されるので、将来の資金繰りも簡易ではありますが、予測することも可能です。
特に支払が翌月になっている場合には入金より支払の方が先に来ます。多額の仕入をした場合には特にその後の資金繰りには注意が必要です。

銀行やクレジットカードと連携する

MFを使用する上でのメリットは連携数が多いことです。
銀行やクレジットカード、レジアプリは連携させることで、
記帳の手間を大幅に短縮できます。
また、クレジットカードの連携も他の会計ソフトに比べると早いため、
タイムリーに支出を把握できます。

財務指標の確認

経済産業省が公表する「ローカルベンチマーク」の点数を確認することができます。
ローカルベンチマークとは企業の健康診断を行うことができるツールです。
企業経営の現状把握や、助成金や補助金の申請に活用できます。

最後に

いかがでしたでしょうか。会計ソフトと言っても様々な機能がありそれを使うか使わないかによって表示される情報の有用性も変わってきます。導入の際にはぜひ参考にしてみてください。


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