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クラフト、日本産業推進機構が支援-全株式譲渡で合意

さくら薬局を運営する調剤大手のクラフトは2022年10月14日、日本産業推進機構(NSSK)の傘下に入ることで合意した。NSSKは同社の全ての株式を譲り受けるための株式譲渡契約書を締結。事実上の身売りとなる。さくら薬局を運営する同社は、2020年3月期の売上高約1900億円で、調剤薬局さくら薬局は、全国約1000店舗(直営約618店舗)。上場廃止後、中小規模の薬局の積極的なM&Aを展開し、店舗規模を1000店舗に拡大するなど注目を集めた。しかし、借入によるM&A資金が重荷になるとともに、新型コロナウイルスの感染拡大で医療機関の受診率が低下。診療報酬が大幅に縮小し、経営が悪化していた。今年2月には事業再生ADR(裁判外紛争解決手続)を申請していた。



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