見出し画像

フアンの数を増やす。


バンドやって売れたい。
売れて、デカい車乗りたい、
売れて、デカい家住みたい、
売れて、世界に進出したい、


もしそうだったらさ、
バンドやんなくていいじゃんね。
何かやって売れたり稼げるようになったらいい。

甲本ヒロトはいつも同じように言う。

夢は?みたいな質問もいつもこうだ。

カッコいいバンドやること。
それしかないんだよ。

だからさ、もうずっとさ、
叶いっぱなしなんだよ。


ブルーハーツが解散する前に、
凸 STICK OUT と
凹 DUG OUT というアルバムを出した。

凸か出たときのインタビュー記事は、
私の生きる指針になっている。

混沌の海の中をわっせわっせと
進まなきゃなんないんだよ。

そんなときみんな形のいい船を
作ろうとするんだよ。

ヒロトの説明はわかりやすくかった。
それはいまも昔も変わらない。

俺は船も作れるぜー、でもいまは泳ぐぜー


フォロワーの数や、
チャンネル登録者数は、
正確にはフアンの数ではない。
そのボタンを押した数に過ぎない。


オンラインサロンやフィットネスジムは、
幽霊会員数の分母が多いほど利益が高い。

ポイントカードビジネスは失効益がエグい。
真っ当な飲食店の利益率よりはるかに高い。

だから、正確に言うなら
興味なくて、フアンではない方の威を借りる
🦊みたいな精神状態になりたい心理を
うまくごまかしているだけだ。

クリティカルマスを掻き集める退屈な
潮干狩りみたいな話を嬉々としてする。

そんなん聴く気にあんまりならへんし、
て言いたいけど、言わへんだけ。
まあ、そこまで言うたら卑屈過ぎるやん。

クリティカルヒットしない理論

もう少しマイルドに言うなら、
アクティブユーザーを排除したら、
円安どころではないくらいに暴落する。

フォロワー数5億人のジャスティン・ビーバーが
フォローしたからPPAPはバズり、廃れた。


あのマツケンサンバの金ラメに、
クレヨンしんちゃんの組長先生の
テクスチャーを合わせた大魔王は、
正直言って本人がしんどそうだった。

こりん星からやって来たという設定と
何も変わらない田舎の土産物みたいな表情で、
ペンからパイナップルから何から何まで
刺して刺して刺しまくらされた。

園児置き去り絶対撲滅

ジャスティンは新曲Peachesを作れるが、
ピコ太郎は顔面麻痺にはならずに
元気にケンミンショーに出てる。

そっちの方がしあわせだとも言えるしな。

フォロワー数や、フアンの数の増やし方や、
サブスクリプションの会員数の増やし方を、
教えてくれるというセミナーがあるらしい。

エルメスみたいなブランドなら、
人類みな麺類みたいな行列店なら、
Youtuberならヒカキンやコムドット、
それをコピペしたら思うのは退屈だ。

例えば、CELINEと書かれた白いパーカーは
132,000円で買えるが私は着たいと思わない。

似合う人を見かけたら切なくなる

それで、初対面の人に会いに行くはずがない。
大切な時間を、大切な人と過ごすイメージが
私にはまったく沸いてこないからだ。

日清の人類みな麺類のカップラーメンは、
すぐ2個目を食べたいと思うくらいの
完成度だったが、私は行列に並んでまで
聖地を目指すひとたちほど素直ではない。

これをどうやって越えたらいいのよ?


阪神フアンを増やす?


そんなプランディング戦略を阪神ファンが
超満員の甲子園でやるのは簡単な話だ。

数年低迷してから、
ぶっちぎりで優勝する。
そしてそのあと連覇する。

ミシュランを数年連続獲得してる店は、
星の数より「数年連続」に価値がある。

知らんけど。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?