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新NISAに全力で行く

ちょっと遅いかもしれないが、新NISAへの準備を始めた。

現状、僕はつみたてNISAで定期的な積立投資をしている。
年間40万円という心もとない金額ではあるが、まぁ非課税だしお得だからどうせならやっておこうという感じだ。

2.5年程続けているので、投資金額は100万円程度になっている。
投資金額もそこまでパッとしないし、安定した投資信託に入れているのでプラスではあるものの大して増えてはいない。
株はそもそも元本をどのくらい増やすかのゲームではあるので、やはり金額も低いしそこまで期待できないだろうと思っていた。

それで、ここに来て新NISAが来た。
元々、つみたてか一般のどちらかしか選べなかったのに来年1月からは併用できる。
また、金額面もそれぞれ年間で積立投資枠は3倍である120万円に。成長投資枠(一般から名称変更)は2倍の240万円になった。
併用できるので、年間360万円の投資枠が「非課税」になった訳だ。

株は、本来利益分の約20%を税金として納める必要がある。
つまり、100万円設ければ、20万円を税金として取られることになる訳だ。
逆にマイナスの場合は、税金は取られないが別にメリットも特にない。
この20%というのが大きいため、利益を確定するのを躊躇っていた人も多いのではないだろうか。
それをNISAの枠では気にしなくて良いのだ。

非課税枠が年間360万円となると、ガチの投資家でもなければかなり大きい金額だ。
最終的な限度額としては、1800万円になる。
従来は、積立or一般でそれぞれ800万円or600万円ということで2~3倍の限界枠だった。
その部分も大きいし、非課税枠の期間が積立or一般で20or5年だったのが新NISAでは無期限だ。

投資というのは、長期で保有すればするほど勝つ確率が上がる。
投資界隈では、「死んでいる人間が一番、投資成績が良い」とまで言われる。
つまり、死んでしまって株を売ることができないので、実質的に長期保有になるからだ。
個別の株はともかくとして、基本的に株全体で見れば、右肩上がりだ。
パンデミックや戦争などの不安から一時的に下がることはある。
しかし、平均して見ると右肩上がりになっているので、長期保有することで資産を増やす可能性が増える。

おまけにNISAだと非課税で20%分の利益が取られなくなるので、非常に助かる。
限度額が1800万円というのは、長い目で見るとちょっと少ないなとは思うが、まぁ仕方がないだろう。
以前、老後2000万円問題とか騒いでいた訳だし、2000万円くらいは保有できるようにして欲しかったが。

とりあえず、僕としては今回の新NISAは1つの指針ができたので非常に嬉しい。
現状のNISAだとかなり金額が低い(月3.3万円程度)のですぐ貯められてしまう。
生活を切り詰めるという程度まで行っていない。
しかし、新型NISAの場合は積立だけでも3倍ぐらい(月計算で10万円)になる。
この10万円を毎月捻出しようとなると、無理ではないが家計をきちんと気にする必要がある。

おまけに成長投資枠を例えば毎月積み立てるとなると、月20万円が追加で必要になる。
積立NISAと合わせると月30万円。
これは、僕の年収くらいだと無理ではないが結構厳しい。
かなり生活を切り詰めて、ギリギリの生活をしてようやくといった感じだ。
もちろん、成長投資枠は積立じゃなくても良いので、好きなタイミングで入れれば良いが。

月3.3万円確保しておけばNISAは満額だったのが、月30万円まで膨れ上がる。
その分、非課税枠が増えて株式で設けた分の20%の税金を払わなくて良くなる。
大金持ちからしたら1800万円の限度額なんて大したことがないのかもしれないが、僕からすると大変助かる。
ある程度まで投資資産が増えたら会社をやめるつもりなので、渡りに船だ。

例えば、1800万円まで投資したとして、年間5%の利益が出るなら90万円おろしても元本が減らない。
生活費を年90万円までに抑えられるなら、もう一銭も稼ぐ必要がなくなるのだ。
もちろん、5%成長し続けるかどうか分からないし、90万円で1年を過ごすのは簡単じゃない。
ただ、一つの指針として非課税で年90万円まで利益を出すことが簡単になったのだ。
以前なら、90万円の利益が出ても税金で20%引かれて、72万円になってしまっていた。
この18万円の差は大きい。

もちろん、前述の通り1800万円では、年利5%で使える金額も小さいし、不安だ。
だとしたら、課税されてしまうものの金額を増やすのが得策だろう。
僕は生活費が人よりかからないので、最低3000万円あれば、後は株の含み益だけで生活できると思っている。
もう少し見たとして5000万円程度だろうか。
仮に大病などを患って大金が必要になった時は、資産を全部切り崩して、それも駄目なら生活保護でも受ければ良いと思っている。

僕はお金があったらあったで使ってしまうのだが、なかったらなかったで全く使わない。
そういう意味では、今回の新NISAの毎月30万程度必要というのは、基準が出来て嬉しい。
きちんとお金が貯まっていくだろう。
投資はなるべく長期で保有することが大切だから、なるべく満額で入れて上限額の1800万まで最速で入れたい。
今回の新NISAの影響で、日本人の株参入も増えるだろうから早めに参入しておくと有利というのもある。

取り急ぎ、具体的な計画としては。
そもそも現状の投資資産は1000万円ある。
なので、何もしなくても3年間(360万円x3年)程度に必要な資産は確保できている。
とはいえ、前述の通り長期保有の方が投資は有利だ。
今の1000万円程度の資産はそれなりの長期保有しているので、それを新NISAでリセットするのは勿体ない。
仮に、売るにしてもギリギリまで粘ってから売って新NISAに切り替えるようにしたい。

となると、ギリギリまで毎月30万円程度を新規で投資に回していきたい。
12月にボーナスがあるので、それは新NISA分として確保しておく。
その上で、毎月の給与からできる限りの投資資産を捻出していきたいと思う。
節制しようと言いつつ、色々言い訳して豪遊している部分の金額を全部カットする。
なるべく、これから稼いだ金で新NISAは補填しつつ、どうしても足りないタイミングが来たら、今保有している資産を切り崩して新NISAにあてる。

ゆるく考えるとそんな感じ。
もっとストロングに考えるなら、保有分は一切売らずにこれから稼ぐ分だけで全部新NISA分を捻出する。
とはいえ、12月ボーナスを当てにするとなると別にそこまできつい計画でもない。
それに積立分は月10万円で事足りるし、成長枠は積立にする必要もないので、例えばボーナスの際に入れれば良い。
月30万円というのは月にならした時の金額であって、それを維持する必要はない。

ただ、僕は元々5年程度、本気で資産をためて会社をやめるつもりだった。
なので、今回の新NISAを機会に、気を引き締めて本来本気で貯めるあったペースで資産をためたいと思う。
怠けてしまってだらだらと少しずつ資産を増やしていたが、真面目に絞れるだけ絞って行きたい。
ちょうどいい機会なので、頑張りたいと思う。

なお、新NISAの影響で1月の相場は荒れるかもしれない。
なので、積立分の10万円はすぐに入れるつもりだが、成長分は様子見をするかもしれない。
様子見の結果、入れても問題なさそうなら早めに入れておくけれども。

後は、NISAは長期投資で勝つことを目的としている制度ではあるので、レバレッジはかけられないらしい。
となると、1800万円分の非課税枠はレバなしで年利を計算する必要があるので、結構緩やかではある。
なので、新NISAは安定しつつ、別枠分でレバレッジをきかせようと思っている。

アメリカが破綻するくらいなら、世界もやばいことになっているだろう。
なので、僕はアメリカにかけることにする。
もしそれで僕が破綻したら、生活保護を取るつもりだ。
情勢的に生活保護も取れないような状況になってたら、まぁ死ねば良いんじゃないだろうか。
仕事をやめて悠々自適の生活になっている想定だが、そういったモラトリアム期間をある程度過ごした後は、別に未練もないと思う。

ちなみに、リタイアできるタイミングをシミュレーションして楽しんでいる感じだ。
なので、本当に5年後だか10年後だかに仕事をやめているかどうかは分からない。
別に今の仕事も大変ではないし、自分のペースで働けている。
もちろん、仕事だから嫌なこともあるが、多少のストレスは生きる上で必要だ。
完全リタイアした後の自分の生活にも興味はあるが、別に仕事も大変ではないので実質的なベーシックインカムだと勝手に考えている。
多分やめるけど。

当然ながら、投資は定期収入がある方が有利だし、精神的に安定もする。
世界恐慌などでがっつり投資資産が減る時期があっても、定期収入があれば長期でどっしり構えていられる。
投資資産の拡充は転ばぬ先の杖みたいなものだ。
仕事についても、どうしても嫌な仕事があっても、資産がなければ泣き寝入りする必要性が出てくる。
しかし、当面生きていくお金があるなら、止めてしまっても良いし、努め続けるにしても交渉がしやすい。

一切、昇進しなくても良いから楽な仕事をください。
とか。
毎日8時間も働きたくないので、時短勤務にしてください。
とか。

当然ながら、お金で全て買える訳ではないが、お金で買える範囲は大きい。
現代人の多くは仕事のストレスで身体を悪くしている。
長時間の仕事の影響で、運動などの身体のメンテナンスができていない。
その辺りは会社が何とかしてくれる領域ではないので、自衛として自分で資産を蓄えたりする必要があると思っている。


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