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#011 知られざる絶対音感の使い方

 やぁこんばんは。そふぁ〜です。お久しぶりです。
2年近く空きましたが、ゆるりと再開していきたいと思います。ちなみに1つ前の投稿ですが、内容を整え次第更新する予定なので、それまでお待ちください。

 さて、今回は絶対音感に関する投稿です。実はそふぁ〜には絶対音感というスキルがあり、聴いた音の音名(ド、レ、ミ…)を瞬時に当てられます。この能力自体を知っている人は多いと思いますが、役に立つのは演奏や作曲といった音楽に直結する場面だけではありません。そんなわけで、ここからあまり知られていない絶対音感の使い方を、3つ取り上げたいと思います。

1. 体調不良を察知できる

 おそらくほとんどの人が理解できないと思うのですが、絶対音感保持者が体調を崩すと、聞こえる全ての音の音程が半音に満たないくらい低く聞こえます。例えば、毎日聴くお気に入りの音楽にどこか違和感を覚える。いつも同じ鳴り方をする生活音が少し低い。このような感じです。なんとなく喉に違和感があるな、ちょっと唾の味がおかしいな、ぐらいの感覚ですかね。こんな時には、「体調良くないんだな」と認識しています。

 上記に関連した事象ですが、処方薬の副作用で音程がいつもと異なるように感じることもあるそうです。そふぁ〜は感じたことがありませんが、なにか特定の成分が引き起こしているのかもしれませんね。

2. 物真似がうまい

 これは単純に耳が良いだけなのかもしれませんが、絶対音感保持者は総じて物真似が得意だと思っています。そふぁ〜も子供の頃は、カラスの鳴き声から先生の物真似まで幅広くカバーして遊んでいました。

 なぜ声と音感が結びつくのか、不思議に思う方がいるかもしれませんが、そもそも声も音の一種であって音色や音程が存在します。それらは声色やトーンという呼び方をしますが、例え声色だけ寄せてもトーンが一致しなければ上手い物真似にはなりません。この微妙なピッチを揃える時に役立つのが絶対音感なのです。音階として表現しにくい領域のトーンを丁寧にコピーしたうえで、それを忠実にアウトプットする。ちょっと生活が楽しそうだなと思いませんか?

 余談ですが、モノマネ芸人に歌の上手い人が多いのも、上記の結びつきを考えれば当然だと言えます。なかには絶対音感がありながら音痴である、江戸川コナンタイプの人もいますが…。

3. 映画音楽を分析できる

 絶対音感の使い方と聞いて、耳コピをイメージする方は多いと思います。耳コピとは曲のフレーズを聴いてそのままピアノなどで演奏したり、自分なりにアレンジすることを指しますが、よりインプットに特化した使い方もあります。それがメロディそのものの分析で、そふぁ〜はこれを映画音楽に応用しています。

 例として挙げたいのが、『ゴッドファーザー』シリーズより、『愛のテーマ』という曲です。こちらは映画を観たことがない人でも一度は聞いたことのあるフレーズかと思われますが、このメロディーは短調をベースに奏でられます。つまり暗い色の音楽で進行しており、これは物語の主人公がマフィア(≒犯罪組織)の一族だからだと考えています。

 では、こんな一族にもしも悲劇が起きたら?続編で主人公の最愛の人が亡くなる瞬間、流れているのはオペラの美しい旋律。もちろん死者の安らかな眠りを願う意味も含んでいると思いますが、そふぁ〜はこれを『愛のテーマ』との対比だと考えました。普段が暗いテーマ曲だから、その反対としてあえて明るい調性の曲を選択したのではないか、と。

 少し長くなりましたが、これらも全て絶対音感を用いてメロディーの音や調を分析したからこそ得られた解釈です。このように、絶対音感は新たな音楽の捉え方を可能にするツールとしても機能するのです。

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 そんな感じで今回は、絶対音感の隠れた使い方を3つ紹介しました。ちなみにそふぁ〜の母親は子供の頃に10年近くピアノを習っていたそうですが、大人になってから絶対音感が消失したそうです。そうなると少し寂しいので、個人的には今後も継続的に音楽に触れていきたいなと思っています。

 あとは絶対音感の身につけ方ですが、4〜5歳くらいまでにピアノの習い事などで音楽に触れ始めていれば、大半の子供は習得できるそうです。将来自分の子供にはこの能力を身につけてほしい!と思っていたら、ぜひ参考にしてみてください。

 というわけで、そふぁ〜でした。ではまた!

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