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2倍テレコンを使った野鳥撮影(Extender EF2×Ⅲ +EF200-400mm)

野鳥撮影は本当に楽しい。野鳥撮影をされている方の多くがそう思っていると思う。ただし,なかなか難しいなと感じている方も多いのではないのだろうか。
私もなかなか難しいなと常に思っている。その中でどのような機材を使って撮影していくかは大きな問題になってくる。
現状私が使っている中での最適解についてこの記事で紹介していく。

前回の記事👇


使用機材について

仕様機材は以下の3つである。

①EOS R3
②EF200-400mm F4 L IS USM Extender×1.4
③Extender EF 2×Ⅲ

野鳥に関してはよく『標準レンズは800mm』といわれている。EOS R7のようなAPS-Cカメラとゴーヨン・ロクヨンなどで700mm・840mmとかが理想ではある。
しかし,私は航空風景を撮るのが好きで寄りも撮りたい・引きも撮りたいという人種なのでできれば望遠はズームがいい。(もちろん予算があったらゴーヨンとかロクヨンもほしいが…。)

EF200-400mmは内蔵テレコンがあるが,560mmは若干短いので今回は2倍テレコン(3型)を外付けして撮影をした。

そしてボディは安定のEOS R3。無双している。
剛性とAFのすばらしさは申し分ない。
カメラとレンズについての詳しいことは以下の記事を参照。

撮影対象

撮影対象はヤマセミである。ヤマセミは渓流やダム湖などに住んでいるかわいい&かっこいい鳥だ。いろいろと探していくと結構いろいろな場所に住んでいる。

ダム湖に住んでいるヤマセミちゃん

警戒心が強く,近くで撮影することはとても難しい。

撮影データと使用感

EOS R3  EF200-400mm F4L IS USM  ExtenderEF×2 Ⅲ F8  1/640s  ISO1250

EF200-400mmにExtender EF×2 Ⅲをかませると,最小F値がF8になる。ただし,ボケ感も悪くなく,比較的シャープである印象だ。

一応,Lightroom Classicで現像をしているが,ノイズ除去機能を使用している。(DxO Pure Raw2も使用しているが,EF200-400mmとの相性があまりよくないと感じている。白飛びしてしまうことがよくある。←他のレンズを使用してもそういったことはない。Lightroomのノイズ除去を使用すると明るさのバランスもちょうどよく調整してくれる印象。)

EOS R3  EF200-400mm F4L IS USM  ExtenderEF×2 Ⅲ F8  1/640s  ISO1250

R膜も確認。

もちろんこれらの写真はそれなりにトリミングをしている。元画像はこんな感じ。

EOS R3は2410万画素という割と低画素機だが,これだけトリミングをしても絵が破綻しないことがとても素晴らしいと感じている。プリントをしても悪くないだろう。

内蔵テレコンの方が画質は良いだろうし,AFの速度はいい感じだろう。しかし飛びものではない状態での野鳥を撮るにあたってはAFも全然大丈夫である。(鳥瞳AFがしっかりと来る)

飛びものはどうなのか?

止まりものの写りはわかったと思うが,飛びものはどうなんだろうか。
とりあえずその辺にいた白飛び魔人シラサギを撮影してみた。
この白飛び魔人が横に飛んでいるところを撮影したが,背景によってはたまに抜ける感じがある。しかし,すぐに復帰した。ミラーレスであるピントが抜けてしまったあとに帰ってこないという現象はない。

100mm以上離れているところを飛んでいるシラサギがこれだけ解像していればいいのではないだろうか。もう少し近いところで撮影していればさらにシャープな絵が出てくると思う。

飛びものに関してはさらに追い込んでいきたいと思う。

デメリット

2テレを装着した状態だと悲しいことにカメラバッグに入りづらくなるということがある。私が使用しているカメラバッグはシンクタンクフォトのエアポートアクセレレーターというものだ。
R3に200-400mmを付けている状態でちょうどいい感じで収納できるが2テレはそれなりに長く,入らなくなってしまう。これが一番大きなデメリットだろう。

画質に関しても鳥との距離感によって大きく変わるため,技術の差が出るところだとは思う。

結構いい感じに収納できる。2テレは外している。

これからも他の野鳥写真も期待しておいてほしい。

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