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さようならヤシカフレックス

こんばんは。じゅぴ (@phoooutty)です。

タイトルの通りで、昨年12月から共に時間を過ごしたヤシカフレックスとお別れをしましたので、最後に撮影した写真たちを紹介していきたいと思います。

8月9日

撮影のはじまりは羽田空港から。妻の故郷へ向かう妻子を見送ってからのスタートです。第1ターミナルは光があまり入らない印象で好きではなかったのですが、こんな風にも撮れるんですね。

そして六本木へ。

暑い日にはミストがあると気持ちが楽になります。

映画館の中は当然エアコンが効いていて涼しいのですが、それでもこのような水を使った演出があると更に涼を感じられて居心地が良くなります。それにしても、この写真ピントが迷子で何をどう写したかったのでしょうか。

鑑賞した映画は新海誠監督の「天気の子」。内容についてはここでは触れませんが、個人的には好感を持てる作品でした。

映画館を出ようとした時、ふと上を見ると柱に光のスペクトルが。周りを見渡すとたくさん出ていました。

太陽光がガラスを通して描いたものであることは一目瞭然なのですが、「天気の子」を見た直後だったので雨上がりの虹を見たような気分に。嬉しい発見でした。

映画館の目の前では、暑い中でも寛いでいる親子(?)の姿が。ターミネーターの広告とギャップがありますね。ここにも薄っすらとスペクトルが。今気付きました。

単純なので「天気の子」に感化されて、東京を高いところから見渡したくなってヒルズの展望台へ。(本当は新国立美術館に行くつもりでした。)

東京タワー好きです。スカイツリーができても、やはり東京のシンボルはこっちだと思っています。

せっかくなので森美術館で開催されていた塩田千春さんの個展「魂がふるえる」も鑑賞。場内は殆どが撮影可だったので結構撮りました。アート作品を撮影するというのは初でしたが、楽しかったですね。

《不確かな旅》

《小さな記憶をつなげて》

《集積:目的地を求めて》

イスタレーション作品の鑑賞は初めてだったのですが、とても良かったです。アートの中の生死感や宇宙について、正直言って全然分からーん!って人間だったのですが、この個展からはたくさん伝わってきました。「魂がふるえる」というタイトルの通りの体験だったように思います。

鑑賞を終えると、「天気の子」を観た後なので当然のようにスカイデッキへ。

新宿方面に目を向けると分厚い雲が太陽を隠していました。ここでなんだか疲れてしまって帰宅。夕暮れを待とうか悩んだんですが、帰りたい気持ちが勝ってしまいました。

8月10日

ついにお別れの日が来ました。

装填されているフィルムの残りを消費しながら日暮里へ。

最後の1枚はヤシカフレックスを迎えたお店であり、お別れの場所ともなる三葉堂寫眞機店さんをパチリ。

中判フィルム好きな自分がヤシカフレックスを手放してどうするのか…というと新たなカメラを迎え入れたのですが、それについては後述します。

中判を使うにあたり、ウエストレベルファインダーに不安を感じていて、まずは手頃なカメラで試したい!と購入したのがヤシカフレックス。

左右逆像が当然と思うくらいまで成長させてくれました。

少し寂しい気持ちもありましたが、新しく購入したカメラと同じ6x6フォーマットで焦点距離も近いカメラを使い分ける自信もなく。使ってくれる誰かの手元に渡るほうがカメラも幸せだと思うので三葉堂さんへお返しとなりました。

ありがとうヤシカフレックス。

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さて、新たに迎え入れたカメラ。それはハッセルブラッドの500C/M + Planar C 80mm F2.8 T*!本当はこの記事でファーストロールの写真も出したかったのですが、出来が余りにも…な感じなので数枚だけ。

ハッセルのファインダー、アキュートではないのですが、それでも立体感が凄くて水族館で小魚たちを観ているだけでテンションあがりました 笑

同じ6x6フォーマット、ウエストレベルファインダーと言っても、やはり二眼レフとは感触が異なります。これからたくさん使って仲良くなっていきたいですね。

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