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智慧の光とへそくり


ある日のルーンとタロットの占いで、ken というルーンと吊られた男の逆位置が出ました。智慧の光とへそくりというメッセージが下りてきたので、そのことについて書いてみようと思います。


へそくり

へそくりって、貯金は貯金でも、ちょっとこっそり感があります。
おばあちゃんが内緒でお小遣いをくれたけど、お母さんにバレると怒られるから黙ってしまっておこうみたいな。

そして、ちゃんと覚えていることも多いけど、へそくるつもりはないのにうっかりしまっちゃってたり、しまったはいいけど忘れていることってありません?

古書に売りに出そうと整理していたら、本に1万円挟まってた!!!
なんてこともありました。
あっぶね~!(゚Д゚;) けど、ラッキー!(*´∀`*)
もともと自分のお金なんで、ほんとはラッキーでもないんだけど(笑)

智慧の光

私たちはいつも、月の裏側の存在を忘れているように、ある物事の一面だけに注目しがちです。
子どもの頃から「相手の立場に立って考えなさい」なんて、耳にタコができるほど聞かされて来ませんでした?
私はよく言われてましたよ~。

教育においても、正解か不正解かという二択を長い時間かけて刷り込まれるので、何事においても

正解か不正解か、白か黒か、正義か悪か、成功か失敗か、ONかOFFか……

それしかないと盛大に勘違いしています。

何事も「右じゃないなら左に行けばいい」方式なら、考えなくて済んで楽ですしね。なぜならば、脳は強火省エネ厨なので、今が平穏なら変化を嫌うし、考えなくて済むことにはエネルギーを使いたくない。
そういう器官なんです。

そんなわけで、物事の一面だけ見ていたとしてもそれで困ったことがなければ、いや、あったとしても我慢できる程度なら、敢えて他の面を見ようとは思わないわけです。エネルギーを消耗しちゃうから。

でもね、世界が二択だなんて、そんなわけないっつーの。

正義の反対は別の正義だし、明確な答えがないことだらけだし、世界はもっと豊かでカラフルだしグラデーションしているし、立体的で多面的で複雑にして精緻で、きっと実はシンプル。

でも、どれだけ知識を積み重ねてもそういうことには、案外気付けない。
学者馬鹿という言葉がありますが、知識を積み重ねるがために視野が狭まり、気付きの機会を失うってこともあるのかもしれません。
気付きに必要なのは知識ではなく、囚われのない澄んだ視線や深い洞察や智慧だから。

智慧の光とへそくり

正解か不正解かしかないんだと刷り込まれていることに加え、常識や社会通念といったものに縛られているので、その規範から外れる、すなわち不正解⇒ダメだと思ってしまう。
もう習慣的に、反射的にそうなってしまうんですね。なんせ、強火省エネ厨だもんで。

勉強が苦手だとか、平均より背が低いとか、ちょっとぽっちゃりしてるとか、体のどこかが不自由だとか、
そういうことで自分を不正解にしてしまう。

でも、それってほんと?
本当に不正解なのかしら?
どうして?

みんなと違うから?
そもそも「みんな」っていう人はいないし、一人一人それぞれ別の個体、違う存在よね。常識や社会通念も、国が違えばまるで違うし、同じ国でも時代が違えば違うものです。

社会に生きている以上、現行のルールを守ることはお互いが生きやすいために大切なことだけれど、それだって、誰かが自分に都合よく決めてる可能性が高いようなものが沢山ある。

ほら、流行りのロジカルシンキング、クリティカルシンキングで考えてみて?(笑)

そんなわけで、みんなと違うと感じる部分を隠そうとしたり、みんなより出来ないと思い込んで封印していたり、ということを、誰しも多かれ少なかれやっているのではないでしょうか。
自分自身についても、いつの間にか作り上げていた「こうあるべき」という一面しか見ようとしていないのでは?
隠してること、しまって忘れていることって、へそくりみたいです。

偏見のない智慧の光で自分という月の裏側を照らしてみたら、思わぬへそくりが見つかるはず。

好きなこと、得意なこと、当たり前すぎて気付いていないこと、
得意とまでは言えないけどできるよってこと、
上手じゃないかもしれないけどずっと続けていること、
そんなへそくりが、必ずあるはずです。

見つけただけでは「こんなのが得意でも別にな…」となるでしょうが、見つけたへそくりをじっくり智慧の光の下で眺めてみれば、使いどころが見えてくるでしょう。智慧の光の真骨頂ですよ。
例えば、私は手がちょいと不自由だし握力がないので瓶の蓋が開けられません。でもあなたは開けられる。ほら、人並みの握力があるだけで、私のような人の役に立てるでしょう?
智慧の光でへそくりを眺めるって、そういう感じ。伝わるでしょうか?

智慧の光って高尚な響きっぽいですが、へそくりっていうと急に身近(笑)
ここにあるよって人に言われるんじゃなく、忘れていたへそくりのように、

あ!こんなところに!!

って自分で気付くのがミソなのも智慧の光とへそくりは似てる。

さぁ、今こそへそくりを使う時が来たのだ。

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