他人の生き方を知ること。

こんばんは。亜弓です。
自己紹介のあとっていったい何を書けばいいんだ…と思いつつ日々の仕事に忙殺されていました。
好きなことがたくさんあるとは言え、これといった専門的なことがあるわけでもなく(臨床心理士にまつわるエピソードは現場で活躍されている先生方に託します笑)、それなら自分のこれまでの人生の中で起きた大きな変化やそこで感じたことを書いた方がオリジナリティがあっておもしろいのかもしれないなと。
今回はなぜそんな考えに行き着いたのか、という第0章のお話をしたいと思います。

1冊の本との出会い

みなさんは小松成美さんという作家さんをご存知でしょうか。
様々な著名人にインタビューを行い、数多くのノンフィクション作品を書かれている方で、少し前ですが田中みな実さんの怪演が話題になっていたドラマ『M 愛すべき人がいて』の原作が有名ですね。
わたしが初めて小松さんの作品を読んだのは『熱狂宣言』でした。
ダイヤモンドダイニンググループの松村社長の人生について書かれていて、それがとにかくおもしろくて。
この本に出会ったことで久々に熱くなれたような気がして、誰しもがみんなそれぞれのドラマを持っているんじゃないかなって。
もちろん当事者ではないのでどこまで真実なのかもわからないし、小松さんがインタビューをされている方々はあらゆるジャンルのいわゆる”成功者”だからおもしろいと感じるのかもしれないけれど。
ただ、少なからずその人自身の考え方や感じ方に影響を与えるような、少し大げさに言えば人生の転機と言えるような、そんな出来事が誰にでもあるんじゃないかなと思うんです。

『熱狂宣言』を読んで

読み終えてまず思ったこと。
ー本当にこのまま終わっていいのかー
もうこの一言に尽きるというか、自分の人生を改めて振り返ってしまって。
なんとなく、それなりに楽しい。たぶんそんな風に生きていくのもきっとひとつの幸せだってことくらいはわかっていて。
だけど、せっかく生まれてきたなら何かひとつでもいいから爪痕をのこしたい。
普段はそんなことを考えながら生きているわけではないけど、この本を読んで、人の生き方に、生き様に、めちゃくちゃ影響を受けてしまった。
そして自分自身も影響を与えられるような人になりたいと思っていたことに気付いてしまった。
昔、友人が「教科書に名前が載るような人生にしたい」と話していたことをふと思い出す。
「すごいね」なんて他人事みたいに言っていたわたしが数年後にこんなことを思うなんて、自分でも想像していなかったから。

生き方を知ること

生身のわたしのことを知っている方はすでにおわかりかもしれませんが、割と影響をうけやすいタイプでして。
というより、いろんな人から影響をうけたいタイプでして。笑
取捨選択はもちろん自分でするし、影響をうける人は自分で決める。
ただ、自分で決めたならもうどっぷり浸かりたい。
振り幅だと思うんです。自分の殻を破った先に何があるのか、それがいつも楽しみで。おもしろそうな人には積極的に近づくし、逆に自分の人生の邪魔をしそうな人とは若干距離を取ってきたような気もする。
思い返せば、数年に一度くらいのペースで、自分の人生の転機になるようなそんな“きっかけの人”が現れて。
いつもいつも灯台みたいに方向を示してくれる人がいたからこそ、わたしは迷いながらもここまでたどり着けたのかもしれない。

予告

それだけいろいろな人と出会ってきたわたしが、この人抜きにしてはわたしの人生は語れないと思う、たったひとりの人。
その人からわたしが教わったことを次回のnoteで書くことを決めました。
自分の中だけで留めておくこともできるし、わざわざこんな場所で書く必要もないのかもしれないけど、今このタイミングで書きたいと思った。
たぶん今のわたしにとって、家族よりもずっとずっと大切なひと。
一緒にいた時間があまりにも長すぎて、書き始めたらどれくらいの分量になるのか正直想像もつかない。
だけど、これを書き上げた時には次のステージに行けるような気がするから。
自己開示をすると言いながら表面的なことばっかり書いてきたからね。
いい加減わたしも前に進まなきゃ。
他人の人生なんて興味がないかもしれないけど、ほんのちょっとだけ覗いていただけたら嬉しいです。

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