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東京カメラ部2023写真展を振り返る

先日、9/15〜9/18の期間において

【東京カメラ部2023写真展〜愛おしきこの世界。〜】

が開催されました。

私自身は実に4年ぶりの在廊でしたが…

10選としてヒカリエに立つという夢をようやく叶える事ができ、とにかく感激でした。

今回はそんな写真展の魅力的なポイントを振り返りながら、感じた事や新たに芽生えた想いなども含めて綴ってみようと思います。

あくまでも個人的な感想が主体となりますので、もしご興味がありましたらお読み頂けたら嬉しいです。

よろしくお願いいたします。


【東京カメラ部写真展とは】

私の事をSNSでフォローして下さっている方はお分かりかとは思いますが、もしかしたらどんなものか分からない方も中にはいらっしゃると思うので、東京カメラ部様から拝借した画像を掲載させて頂きます。ご参照下さい。

10選2022選出者の写真で構成された
写真展キービジュアル
開催概要について
写真展の情報詳細

簡単に言わせて頂くと…日本や海外で撮影された様々なジャンルの珠玉の作品とその撮影者が集う、日本最大規模の写真展です。

作品点数は1,000点をゆうに超え、その来場者数は開催期間を通して数万人に達するという他には類を見ない写真展です。

展示されている作品は、2012年から毎年10名ずつ選出されて来た東京カメラ部10選と呼ばれる方々の作品や(僭越ながら私も10選2020のうちの一人を務めさせて頂いております)

競争率の高いフォトコンテストで見事入賞を果たした作品、推薦を受けた作品などなど…とにかくハイレベルな作品たちが集っています。

そんな作品を目の前にしながら、その撮影者の方から直接色々なお話を聞けたりするので、非常に有意義な時間を過ごせると思います。

※なお、以前東京カメラ部10選について上記内容に一部触れながら書かせて頂いたnoteがありますので、少し長いですがもし良ければこちらもお読み頂ければと思います。


【私の思う東京カメラ部写真展の魅力】

上でも少し書かせて頂きましたが、とにかく魅力的な写真展なのでいくつかポイントをご紹介します。

①プリントされた大きな写真を楽しめる

10選2020として今回私が展示させて頂いた作品

今の時代、普段はSNSで写真を見ることが主流となっている方が多いのではないでしょうか?

私もそのうちの1人です。

もちろん、それでも十分に写真を楽しむ事は出来ますし、むしろそちらの方が端末上でサクサク効率よく写真を見る事が出来るので、普段はプリントされた写真をじっくり見るという機会が無いという方もいるかもしれません。

ただ、やはり大きなプリントで見る写真は一味違います。

画面越しではなかなか伝わってこない魅力がひしひしと伝わって来ます。

その足で会場内を歩き、気になった作品の前で足を止め、近づいてよく見てみたり、時には一歩引いて少し距離を取って見てみたり…

大きな会場に展示されている大きな作品を、自分なりの見方で心ゆくままに楽しめるのは魅力を感じるポイントの一つだと思います。

②作品の展示者から直接話を聞ける

今回こおりやま広域圏ブースに展示頂いた私の作品

東京カメラ部写真展での展示が決まると、その撮影者には在廊する権利が与えられます。

もちろん、仕事の都合や家庭の事情、距離的な問題などで来る事が難しい方もいるので全員が全員在廊されているという事は無いのですが…(かくいう私も仕事や家庭の事情でなかなか来る事が出来ていなかったうちの一人です)

全国各地から集まった凄腕のフォトグラファーさんがそれはもう沢山いらっしゃるので、私も慣れるまでは緊張しっぱなしでした(人見知りもあるため笑)

そんな方々から展示作品について直接、技術的な事であったり撮影時のエピソードをお聞き出来る機会はとても貴重なものです。

もちろん、SNS上で文章で書いて伝えたりする事も出来ますが…面と向かって目を合わせて話をするとそのフォトグラファーの熱い想いがよりはっきりと伝わって来ます。

他の写真展でもこうしてお話する事は出来ますが、これだけ多くの方々とお話するチャンスがあるというところも東京カメラ部写真展の魅力の一つだと思います。


③推しの出展者のアイテムがゲット出来る

今回私が用意させて頂いたアイテム

東京カメラ部写真展では、出展者が用意した名刺やポストカードなどなど、その時その場でしかゲット出来ないアイテムがあります。

私は今回、ポートフォリオ(非売品・持出禁止)・名刺2種類・ポストカード3種類を用意させて頂きましたが…

2日目の午前中にはポストカード2種類は全てなくなってしまい、残りの1種類も最終日には10枚ほどしか残らないくらい大盛況を頂き、有難い気持ちでいっぱいです。

もちろん、私も少し時間が取れた時には推しのフォトグラファーさんの展示写真の所へ赴き、名刺やポストカードをゲット出来たので大満足でしたが…

中には既に無くなってしまっていたものもあったので、来年以降はもう少し写真展自体を楽しむ時間やアイテム収集する時間を設けたいと思っています笑。

④トークショーなどのイベントが楽しめる

今回私が登壇させて頂いたトークショーの様子

東京カメラ部写真展では、開催期間中にいくつかトークショーなどのイベントが盛り込まれています。

技術的な内容や機材メインのもの、地方創生についてのものなどなど、内容は実に様々です。

今回私は『こおりやま広域圏の魅力を高めるカメラの可能性』というタイトルのトークショーに恐縮ながら郡山市出身のフォトグラファー代表として登壇させて頂いたのですが、地元の魅力を精一杯お伝え出来ていたら嬉しく思います。

と私の話はこれくらいにしまして…笑

登壇者はレジェンドと呼ばれるフォトグラファーさんだったり、新10選など旬なフォトグラファーさんだったり、有名なフォトグラファーさんだったり…

とにかく色々な方が登壇されて勉強になるお話や面白いお話、地域のお話などをされるのですが、そういったなかなか聞けない話を生でお聞きする機会があるのも魅力の一つだと思います。

【東京カメラ部写真展に参加する事で得られたもの】

東京カメラ部10選2020の同期達と

東京カメラ部写真展に参加させて頂いたのは今回が2回目でしたが、とにかく沢山のものが得られた写真展でした。

ではそれはなんなのか?

あくまでも『私が』というところではあるのですが、以下に書かせていただこうと思います。

①出会いと繋がり

写真展最終日、打ち上げ後の一枚
沢山の方との出会いに感謝

何度もしつこいくらい書かせて頂いているのですが…

本当に、本当に沢山の方々と出会う事が出来ます。

それは10選だったり、フォトコンテスト入賞者だったり、偉大な先輩方だったり、ファンの写真家だったり、はたまた新進気鋭の若手フォトグラファーさんだったり、今まで全く知らなかったフォトグラファーさんだったり…

被写体・ジャンル・年齢・性別などなどの共通項が多い方だったり似ている方だったり、はたまた逆に全然違ったりする方だったり…

そんな方々と繋がる事が出来ます。

この『繋がり』というものは東京カメラ部写真展に来なかったら得られなかったと思うので、今回在廊させて頂けて本当に良かったと思っています。

②刺激とインスピレーション

今回刺激を受けた内のお一人であるこがめさんの冊子
同じく刺激を受けた内の一人であるさるさんの冊子

私も当然、今回の写真展で『初めまして』という方がほとんどだったのですが…

色々なお話を聞く事がとにかく刺激になりました。

それは撮影技術だったり撮影時の思考だったり、写真の仕上げ方や写真の見方だったり…

普段私は、物事を柔軟に考えてなるべく幅広い視点で写真を撮るように心がけてはいますが、やはり個人だけでは限界があるという事に気付かされました。

私にはなかった知識・技術・考え方…こう言った事を聞く事で刺激を受け、それが新たなインスピレーションを生む原動力となる予感がプンプンしています!

写真展から帰って来て数日経ちますが、とにかく早く写真を撮りに行きたいです笑。

③思い出

東京カメラ部代表の塚崎さんとの写真
ずっとお会いしてお話ししたかったお方
一緒に写真を撮って下さった事に感謝
念願だった『10選』ネームプレート
私のサイン


これはもう文字通りです笑

写真展ではありますが…写真以外のところでもとにかく楽しいです。

多くの方々と出会い、仲良くなり、ご飯を食べ、飲みに行き、プライベートな事を話したり、そして一緒に写真を撮り…

今回の思い出は私の中で一生色褪せる事は無く、大切なものとなりました。

また来年もこうして過ごせたらいいなと願うばかりです。

【写真展を通して芽生えた想い】

猪苗代湖で撮影した家族の写真で作成した広告写真

今回お話させて頂いた中で、とあるレジェンドから頂いた言葉がありました。

その言葉は『オールマイティーじゃなくていい。何か一つだけでもいい。その何か一つで突出する写真家になりなさい。それは技術的な事でもいいし、場所的な事でもいい。photo_booooyさんが福島でしか写真を撮っていないのならその土地で頑張って、福島県ならphoto_booooyさんと言われるようになりなさい。』というものでした。

私は仕事と育児のかたわらで趣味で写真を撮影している身のため、そんなに撮影機会が多い訳でもなく、むしろ少ない方かもしれません。

そして体力的にもあまり遠くまで行く事は難しく、ほぼ福島県内でしか撮影をしません。

特別秀でた撮影技術や知識がある訳でもなく、それらの事で悩むこともありました。

でも、福島を愛する気持ちや福島への想いは強く、ほんの少しの人でもいいから私の写真を見て『福島に行きたくなった』と言ってもらえる事を目標の一つとして写真を撮り続けて来ました。

その甲斐あって今では地元の地域活性化に向けたフォトコンテストの審査員などを努めさせて頂けるようになった事は凄く光栄なのですが…

正直、福島県には私なんかより写真が上手な方は沢山いて凄くレベルも高くて着いて行けていないと思うこともあります。

ただ、私の中で写真の上手さというものはもちろん大切な要素の一つではありますが、それ以外にも大切な要素が沢山あると思っています。

それは、撮影する土地を想う気持ちや、被写体を大切にする気持ちなど、決して目には見えない部分なので『何を言っているんだ』と思われる方もいるかもしれませんが、そういう所を含めての写真だと思うのです。

上記の事をまず第一に考えながらこれからも写真を撮り続けて、福島の良さを全国の皆さんにお伝え出来るように精進して、より沢山の方に福島に来てもらえたら嬉しいです。

※『私が考える良い写真とは』というnoteも以前にまとめたので、ご興味がありましたらぜひ読んで頂けたら嬉しいです。


【終わりに】

開催3日目に写真展を早めに切り上げて
写真仲間と撮影に行った夕暮れ繊月&スカイツリー写真

今回、写真展を終えてフレッシュな気持ちのうちにnoteにまとめたいと想い、走り書きでつらつらと感想や想いを書かせて頂きました。

よく周りで『10選になりたい』という目標をはじめ、『絶対に100景に入りたい』『Instagram部門で入賞したい』『とにかくあの場所で展示して貰いたい』など、展示がかかっているフォトコンテスト入賞を目標に活動している方も多くいるかもしれません。

それは上記の条件をクリアすればヒカリエに在廊出来るからです。

もちろん『称号』として得られるものもありますが、なにより東京カメラ部写真展での写真や人との出会いが写真家として成長させてくれるきっかけになるんじゃないかと思います。

なので、もし今回の私のnoteを読んで少しでも東京カメラ部写真展に対して興味が出て来たのであれば、ぜひフォトコンテスト入賞を目標にして頂けたらと思います。

実際にヒカリエに在廊して頂ければ上で書かせて頂いた事が分かっていただけると思いますので!

※東京カメラ部主催のフォトコンテストのチェックには以下サイトをご参照下さい(なお全てのフォトコンテストがヒカリエでの展示につながる訳ではないのでご注意下さい)

そして願わくば、あの会場で実際にお会いしてお話させて頂けたら嬉しいです。

最後までお読み下さりありがとうございました。

もしも読んでみて良かったと思って頂けたら『いいね』を、これからも私の記事を読んでみたいという方がいましたら『フォロー』をぜひよろしくお願いいたします!

それではまた👋

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