アブラナ目の中に「ティガノフィトン科(Tiganophytaceae)」が新設されました。

植物分類に関する大きなニュースです。
アブラナ目の中に「ティガノフィトン科(Tiganophytaceae)」が新設されました。

https://novataxa.blogspot.com/2020/04/tiganophyton.html?m=1

正確には、南米ナミビアにて見つかった常緑矮性低木「Tiganophyton karasense」が2020年4月20日に新種として報告され、遺伝子配列による分類から、ケーベルリニア科やバティス科、サルヴァドラ科という既知の科と類縁であるものの変種等ではないことが分かり、新科・新属として提案されている状態とのこと。

新種の植物は属レベルでは各科で時々見つかっていますが、科が新設されるレベルの発見は貴重です。変種とかではなくて、新たな科の誕生。こんなことがあるとは。続報が楽しみです。

(ところでティガノフィトンという言葉、語源は何でしょうね)

論文
https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.439.3.1

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