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写真を上達させる魔法

こんにちは。林です。

写真、上手くなりたいなあ。
毎日思っています。

僕は写真を始めて10年くらいですが、上達するということにおいてめちゃくちゃ大きな失敗をひとつしています。
それは「早くから開放・逆光・中望遠を使ってしまった」ことです。

開放・逆光・中望遠。
この3つは写真を簡単によく見せる薬です。
誰でも85mm f/1.2で逆光ポートレートを撮ったらそれなりに見えるものです。
写真をよく見せる薬。それ自体は歓迎すべきものですが、薬といってもこれは麻薬なのです。
一度「開放・逆光・中望遠」で成功を収めてしまうと、下手するとその後の写真が100%このどれかの要素が入ったものになります。
それは勝ちパターンへの安住です。
「良い写真を撮る」という目的には適っているかもしれませんが、「上達する」という目的からは大きく遠ざかっているのです。

自分の周りには「開放・逆光・中望遠」を意識的に避けて撮っている(と思われる)フォトグラファーがたくさんいます。
そして彼らは、自分の上達の速度を大きく超えて上達していきます。
安易な勝ちパターンに頼らずに、毎回汗を流して別の道を探しているからです。

「開放・逆光・中望遠」はいつでも応えてくれます。
本当に追い詰められてから繰り出しても遅くはないのです。
奥の手として持っておくだけで十分で、初手から出す必要はありません。

主人公とバトルが始まるやいなや第二形態に変身するボスがいるでしょうか?
追い詰められてから変身するからこそ、物語が盛り上がるのです。
僕の写真は、1ページ目で第二形態、2ページ目で第三形態に変身する漫画のようでした。

ギリギリまで変身を残して、あわよくば変身せずに勝つ。
それにより体術が向上し、変身後の自分も強くなる。

そんな写真を撮っていきたいものです。

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