デジタルに消えていった質感と人間性
今回のイベントの空間彫刻のテーマは
幼子の夢想とデジタル変幻
CPUの基盤によるデジタルの恩恵は多い中
それによって消えていったものを愛撫でるような感触を美しく感じるときがある。それは壊れていったもの用済みになったものたちを慈しみをもちながら破棄していく作業のような感覚。
昔あれだけ煌いて見えていたおはじき、夢を膨らませたCD。
幼子の想像力を奪うように差し迫る、“合理的:効率的”な実質が殺していったもの眺める時。僕はそこにノスタルジックを考える。
消してテクノロジーの進化が、悪いと言いたいわけではない。
この流れは止まらない。
ただデジタルネイティブになっていった真っ只中に育った僕としてはそこに哀愁を思うのだ。
題 : デジタルに消えた夢想
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