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君は何を感じている?《認知》編

(´_ゝ`){たにぐちです。

(/・ω・)/{ねえみてみて~
(´_ゝ`){ん~?あぁ。
(*´ω`*){髪切ったんだよ~
(´_ゝ`){ん~?あぁ。
(+ ゚Д゚){!!!

ある日の1ページ。。。


さて男性は鈍感だといいますよね?
僕もそうです。細かな変化にはなかなか気づけません。
モテる男は女性の細かいところもしっかり見れるらしい。

鈍感My Life 注意深く観察しておかないと。

その代わりに、僕の脳内ではどのようなことが起きているのか。
それはまた違うことを考えているんですね~(言い訳)

実は、それぞれの脳内で起きていること(処理されていること)は全く違います。

同じ世界を観ているようで、実は全然違う世界を観ているんですね。

当たり前といっちゃ当たり前。
でも当たり前ほど忘れてはならないものがあります。

本日はそんな《認知》についてご紹介します!

個人的にはMSEのなかで一番好きな項目です。
それでは行きましょう!

《認知》の定義

認知とは外的・内的刺激(情報)を知覚し、脳内で照合・判断・処理した結果を出力するまでの広範範な情報処理過程のことを言います。
その照合・判断・処理する過程において、さまざまな精神機能(意識、記憶、感情、意欲、思考、知覚、自我など)が関与しています。

「認知」という言葉自体、一般的にも使用されることも多く、例えば芸能人に対して「全国的に認知度が高い」といった表現を使うこともあると思います。

専門的な医療という分野では、脳の働きそのもの”を指すこともありますが、MSEでは、前述した精神機能の一要素として《認知》を解説しています。

整理すると、《認知》とは

刺激(情報)

知覚(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)

認知(照合・判断・処理)
↓ ↑
意識、記憶、感情、意欲、思考、自我

といった一連のプロセスになります。

そもそもこのnoteも、読者の興味が無ければ「さらー」っと流されて終わりです。
その人の認知のプロセスにおいて「重要」だと判断されなければ、意味のない情報として処理され、記憶に残そうとも思われません。

その他の精神機能と密接に関わっている《認知》という機能

他にも例えば「記憶」があいまいになることにより、「知覚」された情報との「照合」が不確かなものになり、「照合」が不確かなものになるので、そこから生まれた「判断」もまた不確かなものとなり、不確かな「処理」を行った結果として何かしらのミスが表れていると解釈できます。

《認知》の”なに”を見るか

《認知》をみる。っといっても膨大な情報処理をしている機能ですので具的にどこを観ればいいのか。
そのポイントは診断基準や評価尺度、検査項目のなかにあります。

精神科ではDSM-5診断基準統合失調症認知機能簡易評価尺度(BACS)などを用いて、認知を評価しています。

今回はその評価のポイントから”なに”を観るかをお伝えします。

DSMにおける《認知》機能

《認知》には以下の機能があります。

①複雑性注意
②実行機能
③学習および記憶
④表出性言語、受容性言語
⑤知覚
⑥社会認知


統合失調症における認知機能領域

統合失調症の「認知」には以下の機能があります。
暮らしやリカバリーのためにも適切なアセスメントが必要になります。

①言語性記憶と学習意味記憶
②ワーキングメモリ(作業記憶)
③運動機能
④言語流暢性
⑤注意
⑥情報処理速度
⑦実行機能(遂行機能)
⑧社会認知

その他の認知機能

その他、一般的知識、個人的知識、知能、判断、病識(洞察)なども認知機能として評価されています。

どのような状況に対してどのような行為や反応が見られたのか
ある刺激に対して、その刺激をどのように照合・判断・処理したのか
を観てみましょう。

認知は暮らしのなかの様々な場面で機能しており、それが障害されるとなれば、生活上の様々な実務がむずかしくなります。
どの認知機能がどの程度障害されているのかだけでなく、その障害された認知でどの実務がどの程度困難になるのかまで、深く掘り下げてアセスメントするとまた見え方が変わってくると思います。

ちなみにじゃあ、その照合・判断・処理の基準になっているものは何かというのが、その人の「過去」になります。過去に体験した事がそのひとの認知の基礎になっているということは、先端の脳科学でもわかってきています。


その辺りの話は別のブログを参考にしてください。

『自分らしく生きる』
人々の最善の利益の為に。
lifestylecoaching


終わりに

今日は簡単にではありますが、認知機能についてまとめてみました。

細かいところはまた別の記事で説明します。
もしくはこの記事をどんどん分厚く更新していきます。

あとより詳しいところが見たい方は、ぜひ書籍も購入してみてください。

他科に誇れる精神科看護の専門技術 メンタルステータスイグザミネーション

(´_ゝ`){ではまた!

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