トップアスリートに共通する、「重心の移動」を体感しよう。

皆さんの中でスポーツをしている人、好きな人ならば、誰もが一度は「アスリートには重心の移動が大切だ!」と言われたり、聞いたことがあると思います。

でも、実際のところ、その感覚が良くわからない人も多いと思います。この記事を書いている私自身も学生時代はよくわかっていませんでした、、、

なぜなら、その感覚がわかり、なおかつ上手に移動できる人=トップクラスの選手(アスリート)がほとんどだからです。

つまり、トップの選手になるためにはこの感覚がわからないといけません。

まず、「動き」について解説したいと思います。

運動とは、筋肉を動かすのが運動ではなく、人の重心が移動することを運動と言います。

ですが、重心がスムーズに動かせない身体では、いくら筋トレで筋骨隆々の鋼のような筋肉をつけてもうまく活かすことはできません。

歩くときにも、重心を前に傾けることで、足が自然に前に出ます。

これは、体を斜めに倒していくと、転ばないように無意識に足が出てくるのと同じシステムです。

つまり、人間の体は重心が動くことで移動し、足には、重心を運ぶ(移動する)ときに体を支える役割があります。

さて、皆さんは重心と聞くとどの辺りにあるイメージを抱きますか??

多くの人が、丹田やお腹の中心辺りにあるイメージだと思います。

そのイメージで間違ってはいませんが、実際のところはよくわからないと思うので、簡単にわかる方法を皆さんにお伝えしたいと思います。

それは、立っている状態で、お腹を凹ませた状態と、膨らませた状態で、足の裏にかかる体重のかかり方を比べてみてください。

皆さん実際にやってみて何か違いを感じましたか?

(これで、何にも感じなかった人は、大成できる可能性が、、、、、、)

お腹を凹ませると、足の裏の踵の方に体重がかかり、

お腹を膨らませると、足の裏の前方もしくは全体的に体重がかかった思います。

つまり、重心の移動はこれだけ繊細なものなのです。

ですので、この繊細な感覚をものにできた人がトップクラスになれるのです。

どちらが、スポーツの動きに適しているかは皆さんもお分かりになると思います。

お腹を凹ませている状態での運動は、重心が後ろに残った状態になりますので、身体を前に運ぶのには、より筋力が必要になり疲れやすく、効率的ではありません。

一方、お腹が膨らんだ状態(腹圧が入った)では、重心が前にあるので、余計な力を使わず効率よく移動することができます。

(https://i.pinimg.com/736x/ec/8a/13/ec8a13fb93561ce92da20092f4cae022--ramos-sergio.jpg)より参照。

写真をご覧になればお分かりだと思いますが、

ヨーロッパのトップ選手が日本人の選手と比べるとお腹周りの分厚さが全然違います。

これは、彼らが常に腹圧が入った状態で、身体を上手に運ぶことができるのでボールに早く寄せれたり、急なターンなどにも対応が可能になっているのだと思います。

皆さんもまずは自分の身体が、少しでも楽にそして速く動かせる身体の動かし方のコツを身につけられれば、上のレベルに行ける可能性は大きく高まります。

ですので、走ったり、たくさん練習するのではなく、たまにはどうやったら自分の身体が動くのか、またはどこに力が入っているのか、その状態だと動きにどういった違いがでるのかを検証してみるのも1つ大切なトレーニングだと思います。


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