心の機微は仕草で伝わるのか

少し前に読んだ本で、人の色々な仕草を分析したものがあった。かなり細かく書いてあったため、自分に心当たりのあるものだけ抜粋して読んでみる。首に手をあてたり鼻に手をやる人は、不安やストレスを抱えていると書いてあった。何か考えごとをしているとき、無意識に首や鼻に手が向かう。仕草というよりくせに近いかもしれない。そうなると少し話は違う可能性があるが、仕草もくせも同じとされるなら、もう少し自信を持ちたいところだ。


仕草というと、相手の心情を読み取る1つの合図のようにとらえられることがある。目をそらしたときの目線で嘘をついているかが分かる、とか。
人の気持ちをわかりたいと思うときもある。考えていることが分かれば、自分の次の行動の選択肢が広がるし、人間関係が円滑になるかもしれない。でもその一方で、触れてはいけないパンドラの箱のような気もしてならない。人間不信なわけではないけれど、感情を表面に出していないことには何かしらの意味合いがあるわけで、わざわざそれを知る必要はないのでは?とも思う。

それに咄嗟の体の動きで、勝手に相手の気持ちを素人が決めつけるのは良くないんじゃないかって思ってしまう。それは予想であって、勘ぐりであって、正解ではないから。やっぱり言葉でその人の意志を持った言葉で、人に伝えることが、その人の気持ちを1番に感じられるんじゃないかって。やっぱりそう、思ってしまう。


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