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笑って、頷いて、笑って

自分の人生なんだから、自分がやりたいようにしたほうがいい。他人の目なんか気にしないほうがいい。だって、疲れちゃうし、自分は自分じゃないかーーーー

そう思ってきたし、割とよく言われることだけれど、もしかしたら私はその言葉に甘え過ぎていたのかもしれないな、と最近というか昨日思った。


私の会社は飲み会がほぼない。昔はあったようだけれど、超加速的に進む社内高齢化と所帯を持つ社員が多く、飲み会風潮が今は無いようだ。だけれども、最近入った私のために、もっと親交を深めよう!と先輩社員が何人かに声を掛けてくれてちょっとした飲み会を開いてくれた。

自分を含めて計6名。私よりもひと回りくらい年上の先輩社員たち。同じ階の人たちの顔と名前は把握しているけれど、他の部署の人は全く関わりがないため名前も顔も分からない。入社してまあまあ経ったけれど、(こんな人いるんだ・・・)という感じだった。


えっと、、はじめまして。から始まったその会は、終始ぎこちない雰囲気だった。前の会社はどういうところだったの?と聞かれ、簡潔に答えると、「ふーん」で終わってしまう。そして無言。あれ?と思って思わず知っている先輩の顔をちらりと見ると、その先輩が別の話題を振ってくれる。
趣味は?と聞かれ、絵を描きます!と言うと、「え、そうなんだ・・・」と一言。また知っている先輩が、どういう絵を描くの?と助け舟を出してくれる。あとはyoutube好きです!というと、「見たことない」とのこと。そんなやり取りが何回か続いた。

先輩に助け舟を出してもらってばっかりで本当に申し訳なかった。ここで謝罪しても伝わらないけれど、その助け舟をことごとく潰してしまったと思う。私の返答がうまくなかったからという可能性も往々にしてあるけれど、何よりも私が年上の人との会話が下手くそで、自分に興味を持ってもらうことが下手くそなんだろうな、ということが露呈した瞬間だった。


基本的に、私はテレビは見ないし映画もそんなに見ない。本もすごい読むわけではないから詳しくないし、そもそもアウトドア派ではないからイベントとかも行かない。逆に興味があることといえば、キャラクターもの、絵を描くこと、個展に行くこと、youtube、ゲームだ。
話題のトピックになるようなことはほとんどしていないし、興味のあることは偏りがものすごい。


好きなものは好き。それは別に変える必要はないけれど、周囲と会話が出来る程度の見識は持っていたほうがいいんだろうな、と思う。例えば、映画で「天気の子」をみた!とか。ドラマでは「凪のお暇」を見ている!とか。流行りものが全部いいわけではないし、それも知らない可能性だってある。でも、自分は興味がないからと言って遮断するのではなくて、もっと周囲に目を向けて吸収したほうがいいんだろうな、と思った。見識を深める。今の自分に足りていないことなんだろうなあ、と思った一日だった。

いつもたくさんありがとうございますっ!