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今感じるストリートピアノの動画作り

はろーぐりゅすごっと、ピアニストのDaiです。
札幌も冬が終わりやっと春が来たと思ったその夜にまた吹雪いたりしましたが、やっとこ春が来たと信じたい(真顔)
そろそろ車も夏タイヤに変えてもいいよね?ね?(交換しました4/26日追記)

ということで前回からあまりあけないnote更新です(えらい)
今回はストリートピアノでの動画作りについて綴ってみたいと思います。

初めてのショッピングモール in Paris

初めてストリートピアノに出会ったのは9年前パリの世界の乗降客数ランキング27位(すごい微妙な情報)のシャトレ-レ・アル駅構内のショッピングモールでした。
アルバム遡ったら出てきたので写真ぺたぺた。

それはもうぼっろぼろなピアノだったし、室外にピアノ置いてあること自体が驚きで、人々もナニソレ?状態だった。

ストリートピアノは元々、イギリス人のルーク・ジェラムというアーティストが発案した「Play me,I’m yours」というプロジェクトからスタートしたものでしたが、当時そんなことは全く知らなかったので、「なんでこんなとこにピアノが?しかも何か変なピアノ」としか思っていませんでした。

ぼろぼろだからか音量は全然でないので腕の力を使って弾いたりして。
それでも最初数人しかいなかったこのオンボロストリートピアノでの演奏は一曲弾き終わると50人以上の人で溢れていた。
コンサートではない場所で自分の演奏が多くの人に聴いてもらえた新鮮さは忘れられない。

ストリートピアノのイイトコとネックなトコ

ぼくはあまりストリートピアノの動画をこれまで載せていません。
というのも、単純に札幌にはストリートピアノが少ない、常設も数えるくらいしかないし、期間限定で来ることも一年に数回。
ちなみに常設の一つであるピアノは、繁華街に面しているので夜ふらっと弾きにいくと高確率で酔っ払いに大声でリクエストされる時もあるので、そんな時は「Ado」でも弾けばきっと心の声が伝わってくれると思うので是非やってみよう。

個人的にはストリートピアノを目指して弾きに行くというより、行く先にたまたまピアノがあってたまたま弾くって言う方がしっくりくる。
でも、人が多く行き交う中に楽器が置いてあってそれを誰でも弾けるというのは、まさに「非日常」なのでストリートピアノは魅力的だなって思う。

そのストリートピアノにある種の「枷」となっていたのが「音質」。
ICレコーダーも進化し、いい音で録れるようになってきたから解消されつつはあるけれど、例えば自分の声を録音して聞いたらすごい違和感覚えるような感じで何かしっくりこなかった。
あと手元カメラにICレコーダーと2つ手に持つと操作量少し増えるので慌てがち。

(ぼくもそうなんですが、演奏中気が散りやすい人は装備は画質や音質重視するより、とにかく装備を軽く、作業工程が少なくした方がいいと思います。)

見方が変わったきっかけ

去年札幌のショッピングモールである「札幌ファクトリー」というところに期間限定でヤマハのラブピアノが設置された時に、久しぶりにストリートピアノに行って撮影してみた時にふと思った。

そもそもぼくが普段大事にしているのは「非日常」だけれど、ストリートピアノの存在こそ「非日常」なれどストリートピアノがあるその空間自体はもう「日常」であるのかもしれない、ということに。

これまでぼくが気にしていた音質はそもそも(そもそも多いな)閉ざされた空間ではない以上どんなに良い機材を使ったとしても、ピアノの音だけをくり抜くことは不可能だし、普段目指している音質の存在そのもの自体、ストリートピアノには存在しない。
ならば如何に綺麗に音を録るかというこだわりはばっさり切り捨てて、日常そのものとして切り取った方がストリートピアノ動画として成り立つのではないかなと思った。
単純に人が行き交う雑踏の中で鳴ってる生の音って惹かれるものがあるよね。

先日東京に行ってきた時に、空港でストリートピアノ弾いて動画アップしたけれど、空港だからアナウンスも常に流れてるし、呼び出しの音とか雑踏とか、そう中にぽつんとピアノが置いてある感じってやっぱ素敵だなって思う。

だからまたふらっと行ってふらっと弾いて、たまにふらっと動画のせようと思います。
先日の羽田空港での動画ここにも置いておくのでよかったら見てください。

コンサートホールや、ちゃんとしたとこの録音が一番いいとかではなく、哲学を持ち自分の音楽はそれぞれの環境においてどう対応してどう在りたいか。
それがとても大切。
ストリートピアノを今後もしまた撮影することがあれば、雑踏や日常のノイズ含めその空間ごと切り取って動画にしたいな。
雑踏や人の話し声などのノイズもまた音楽だと思うから。

次回はまたぷてぃらじの記事になるかなきっと。
ちゅーすばっばー!
見てくれてありがとう。
Dai

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