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ピアノの練習で大切なこと!

はろーぐりゅすごっと。
ピアニストのDaiです。

札幌も夏の終わりかと思ったけど、昨日今日と30度越え!
うおーキャンプだー!と思ったそこのぼく!

だめです(何

来週にももし晴れてたらその時こそ・・・!


ということで今日のお題は「練習」についてです。
毎週水曜日のぷてぃらじに「名言を紹介するコーナー」というものがあるのですが、前回はフジ子・ヘミングさんの言葉をご紹介しました。
(ぷてぃらじも良かったら聴いて下さい)

「初心者はピアノを弾くための指の練習なんかしないほうがいい。曲の中には、とんでもなく難しい部分があるでしょ。私はその曲の中で、指の練習をすることにしているの。人生は、指の練習をしているには短すぎるし、第一、意味がないもの」フジコヘミング

というものです。

「いや指の練習は必要でしょ」
「ちゃんと指の練習から始めた方がいいよ」

って意見もありました。
ぼくも同意見です。が、ここでの指の練習という意味は、その人がどのレベルの初心者かによって変わってきます。
指をまだ自在に動かせない始めたての方は、知識を含め指の動かし方、指の練習も必要になってきますが、この場面での初心者って多分そのレベルではなくて、ピアノをある程度弾けるようになってる初心者、だと思います。

練習方法というのは本当に十人十色で、やり方もかける時間も変わってきますが、当然効率のよい方法・悪い方法は存在します。
学生の頃、スケールなどの基礎練に2時間費やしてから今自分が練習している曲に入るっていう知り合いがいましたが、これはフジコ・ヘミングさんの言う「人生は短すぎる」、という文面の内容にあたると思います。

ピアノに関わらず全てのことにおいて共通することは恐らく、それに時間と情熱を持ってどう向き合ってきたか、ということが重要です。
時間だけ費やしても実際は効果が薄く、対時間効果としては薄いかもしれない。

始めたての人は応用力はないので、基礎力を高めていく必要が絶対的にある。
その中で指の練習も必要不可欠になってくる。
ある程度実力がついてきて応用力が身に付いてきた人は、基礎力の向上より、そのパーツパーツ自体を掘り下げて美しさを追求していくことになります。

この辺まで来ると基礎力の向上にいつまでも膨大な時間を割き続けていると、もっと時間と情熱を注がなきゃいけないところまでリソースが回らないし、何より人生をいいものに感じないといい演奏もできないので、難しいパッセージの中で練習をしていく、といったことになってくると思います。

こういう名言や人の言葉ってその人の人生や考え方の広いフィールドの中からひとすくいしたほんの一欠片なので、その言葉が全てなわけではないですが、受け取る側としては主な情報がその言葉だけなので、様々な解釈が生まれてきますね。

ちなみにぼくの練習のポリシーとしては

練習でも美しく。

です。
常に美しい音を出すことを心掛けてないと、本番だけ、とか通し練習する時だけ美しい音を出すなんて不可能ですから。

ひきこもって練習ばかりしててもだめ。
美味しいものを食べたり、美しいものを見たり、恋をしたり、愛を知ったり、悲しむことがあったり、うまくいかないことが続いたりと音楽のこと以外にも揺さぶられるものがその人の人生にあり、その中で音を追求していくと、音が応えてくれる。

とぼくは信じています。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

ちゅーすばっばー
Dai


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