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コンセルヴァトワールの大人向け授業

コンセルヴァトワールにはアマチュアの大人向けにも授業があります。

アマチュア向け授業

コンセルヴァトワールは第一課程から第三課程まであって、第二課程までは全ての生徒が同じコースですが、第三課程からはアマチュアとプロとに分かれます。プロのコースにはそれなりの選抜試験がありますが、アマチュアは第二課程が終わっていればそのまま入ることができます。
そして、私が住んでいるところの地域圏立コンセルヴァトワールも定員に余裕があるのか、楽器の初心者でなければ受け入れてくれるようになりました(以前は第二課程レベルという話でした)。楽器の初心者も若い成人に門戸が開かれるなど、コンセルヴァトワールで育てるのは質の良いアマチュアでもあるなという印象があります。つまり私の年齢でも、1年以上習ったことのある楽器ならコンセルヴァトワールに習いにいかれます。

習えるのは楽器だけではない

居住地のコンセルヴァトワールには楽器以外にも、合唱指揮や和声、対位法、分析もあります。これらのクラスは募集を明らかにしていない(コンセルヴァトワールの新年度生徒募集のページのどこにも見つかりませんでした)のですが、期間中に新規登録のページに行って(コンセルヴァトワールを所有している自治体のアカウントが必要なので、その周辺に住んでいないとハードルは高いかなとは思います)クリックすれば申し込みが完了します。
楽器以外のクラスの選考基準はわかりませんが、とりあえず申し込むことは誰にでもできます(しかも対象年齢が12歳から99歳)。
私も自分の音楽知識をブラッシュアップするために申し込んでみました。

そこで私が申し込んだのは

Commentaire d'écoute という、聴いたものについて書くという科目の授業です。先日面談に呼ばれて行ったのですが、ディプロムを目指すコースではないし1年単位の授業であるということを確認されました。そして聞かれたのは「この授業を受ける理由」と「私の音楽歴」のみ。
音楽史の知識も不安定になってきているし、そもそも音楽を表現するためのフランス語をもう少し学びたいと思ったのです。分析のクラスと迷いましたが、こちらの方が私が勉強を深めるきっかけを与えてくれるだろうなと思ったので。2つ申し込むこともできるのかもしれませんが、私の日常を考えると1つで手一杯ですし。
担当の先生から「幅広い時代の音楽を聴く」「聴取分析もする」と説明があってそういう授業だろうなと思って申し込んでたのもあって俄然楽しみになりました。

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