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開催を終えて...

書き手:ぴあのわ2023in北海道事務局代表 
廣川和貴(北星ピア・サポーター担当職員)

ぴあのわ2023in北海道にご参加された方、2日間お疲れさまでした。コロナ禍を乗り越えて、23大学26団体(+教職員のみ4大学)214名が集まる盛大な会となりました。
開催校の事務局をしたからこそ、見ることのできたエピソードをご紹介したいと思います!


ミニゲームの勝者(東京医科歯科大学Tさん)

ポスターセッション中に行われたミニゲーム(サイン集め)。交流すれば交流するほど得点が高くなるというルールでしたね。
参加者トップだった東京医科歯科大学Tさんは、学生1名(+教員1名)で参加された方でした。…実は、参加申し込み締め切り(9/30)の後にエントリーされた方です。

えっ…どういうこと!?となると思いますが。
開催校からは、締め切り後の10/5にエントリー状況をぴあのわ関係者のメーリングリストにて発信しておりました。
その後、10/12に東京医科歯科大学の担当教員の方から…
「参加をギリギリまで迷っていたが、経済的理由で断念していました。10/5のメールを受けて、ピア・サポーターの1名からもし可能であれば、私1人でもいいので参加したい。と相談を受けました。締め切り後なので、さすがに難しいでしょうか…。」というメールが事務局に届きました。

  • 参加しないと決めた後にも、申し込み状況を共有した担当教員の思い

  • 学生と担当教員との関係性(ダメ元を交渉できる良好な関係)

  • (締めきりました。と言わなかったぴあのわ2023事務局の姿勢)

これらがひとつでも欠けたら、参加はかなわなかったと思います。
ミニゲームの結果は、1人でずっとポスターの番人をしていたので、沢山の参加者が聞きに来て、自然にサインが集まったそうです!

北海道土産というプレゼントをゲットしたことは何よりですが、私はこの裏事情を知っていたので、1人で感動しておりました。
やっぱり、神さまは見ているんだなと(北星はキリスト教学校なので、こんなコメントをしてしまいました笑)。

皆勤賞①(三重大学Sさん)

今回のぴあのわでは、私のスタンス上、下記の2点を心掛けておりました。

  • 参加者を単なる群衆として捉えず、個人として捉える

  • 個人にもスポットライト当てる

そして、情報交換会中に表彰するプチ企画を1人で勝手に準備しておりました。申し込みフォームに一見無駄な「ぴあのわ何回目ですか?」という設問をしのばせて。
参加する方で最多参加回数は何回目なんだろう?4回目が最多か。しかも、学部学生で4回目!!対象者が2名いることが判明しました!(もう1人も後述)。

三重大学Sさんは、担当教員の方に聞いたところ、必ずしも前にガンガン出てくるようなタイプではないけれど、打ち合わせの出席率は高く、議事録作成などの地味なお仕事も積極的に担当するなど、どちらかと言えば陰で支えてくれるタイプだそう。

私自身もピアサポ担当職員なので良く分かりますが、学生活動はどうしても、リーダーなど前に出る人が目立ちがちです。でも、陰で支える人も重要で、そのような人がいなければ学生団体はうまく活動できません。

私がSさんのことを知っていて表彰したわけではありません。このような形でSさんにスポットライトが当たって、私はとてもうれしくなりました。
(1つ私の心残りは直接お話しできなかったこと…)


皆勤賞②(神戸学院大学Nさん)

北星学園大学と神戸学院大学は、2月の関西大学主催ぴあこむ、3月のぴあのわin東京で交流を重ねておりました。職員の私とも名刺交換し、お知り合いとなっていたNさんは、とても北星学園大学での開催を楽しみにしてくれていた1人です。
そんな彼から6月に「日程が大学祭と重なり、ぴあのわの不参加が決定した」と連絡を受けました。

ぴあのわは、全国の大学が一堂に集い”学生による学生支援”を実践している同志が集まる機会。沢山の大学が集まり、私自身も学生の成長に繋がると確信しているのですが、学生の成長は測るのが難しく、ぴあのわの費用対効果をどう評価するかは大学次第。
場合によっては、予算措置がおりなかったり、イベントが重なったときにどちらを優先するかなど、参加するための壁が築かれる時があります。

神戸学院大学は、一度参加できないという結論になりましたが、紆余曲折あり、今回無事参加することができました。

思い起こせば、4年生世代は入学時にコロナ直撃。きっと活動が何もできない時期や、オンラインでモチベーションがあがらない時期など沢山の活動しづらさを経験したと思います。
そんな中、4年連続の参加は本当に価値があるものだと思います。
おめでとう!

終わりに…

2日間はあっという間でした。参加した皆さんが何を握って帰ったか分かりませんが、今回のぴあのわを通じて1つでも収穫になったなと思えるものがあれば幸いです。

…言い忘れておりましたが、配布資料は全て穴あけしてお配りしました。そこには、今後も活用して欲しいという思いを込めました。今回集まった団体の発展を願っております。


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