見出し画像

平均寿命は70歳。ショートライフから見えた幸せの価値観

こんにちは!GW始まりましたね。旅行や留学に行かれる方も多いのかなと思います。
留学と言えば、前回はフィジー留学についてnoteを書いたのでご興味ある方がいれば、読んでみていただければ嬉しいです✏️

今回は、フィジーで過ごして感じた「幸せの価値観」について書きたいと思います。

フィジー人の平均寿命は70.27歳

現地の方とお話していて驚いたのが、フィジー人の平均寿命。2016年の調べでは70.27歳でした。(日本は83.98歳)

30〜40代で、突然亡くなる方も多いと聞きました。60代まで生きていれば長生きらしいです。

経済的に豊かな国では無く、現地で過ごしてみて実感したのは、栄養バランスの取れた食事をするのが難しかったことです。

フレッシュな野菜など食材も手に入りにくく、基本的に炭水化物を中心とした食事で寿命の短さの原因は肥満であるとも聞きました。

▼学校近くのインディアンレストランのチョーメン。量多い

「今」を楽しんで生きている

そういうショートライフの背景からか、彼らはあまり「将来のために」生きることはしないそうです。

お給料は基本的に週払い。それはすぐに家族に生活費として渡したり、欲しいものを買ったりしてすぐに使ってしまうそうです。

日本のように深夜まで空いているお店や、娯楽も少ないので、週末になると家で家族や友人たちと一緒に「※カバ」を飲んで楽しむそうです。日本で言う飲み会的なものです🍺
※コショウ科の木の根っこを乾燥させ粉状にし、お水とミックスさせたフィジーの伝統的な飲み物

私も、学校の先生に呼んでいただいて、先生のファミリーと一緒にカバを飲みました☺️飲むと舌や喉が痺れるような感覚がして、味は小麦粉を水で薄めたようなものでした。

彼らから見た外国人

フィジーは観光産業が国の収入のほとんどを占めています。オーストラリア、ニュージーランド、日本、韓国、中国などから観光客がたくさんやってきます。外国人は、最先端のものを持っていて、高級リゾートに滞在し、彼らから見たらきっとお金持ちに見えると思います。

私は「彼らはそれを羨ましいと思うのか?」と疑問に思いました。ですが、全く思わないらしいです。
彼らから見れば、ただの先進国からやってきた人たちで、自分達には自分達の生活があると考えているそうです。

そこで「お金持ち=幸せ」と言う価値観が彼らには全く無いのだな、と知ることができました。

メジャーリーグかと思うくらいの盛り上がり

週末にタウンに出かけた時に感じた、フィジー人の幸せの価値観。

なにやら、ショッピングモールの近くの競技場で学生のスポーツ大会的なものが開催されているようだったので見に行ってみました。

観客が大人から子供までめちゃくちゃ盛り上がっていて、何が始まっているんだろうと思ったら、開催前に鼓笛隊が演奏をしていました。

私たちから見たら、正直、それ以上のすごいものを見たり、知っているから感動は少ない。だけど彼らは幸せだと感じるパーセンテージが私たちよりきっと少し低い。なので小さなことにに感動することができる。

それってすごく幸せなことで、とても羨ましく思いました。

今あるものから見つける小さな幸せ

私たちは普段、当たり前に整ったインフラや、栄養バランスのとれた美味しい食事、情報、たくさんの豊かなものに囲まれて生きています。それらを知っているからこそ、フィジーで過ごした期間はそういう面で不便や、辛さを感じることもありました。

フィジーでは、限られたものの中で、家族とたくさんの小さな幸せを見つけ、今を楽しんで生きているように見えました✨
経済的な豊かさが絶対的な幸せとは限らない、心の豊かさで感じる幸せの方が幸福なのでは無いか。

改めて、幸せの価値観とは何なのか考えることができたフィジー留学でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?