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(VRoid) Puppet3DでVRMのままアクセサリーをつけよう! 【その1 導入編】

3月にUnityで作ったMVを公開して
幸せを感じている作曲家 Youtuber&VTuberのPicatrixです。

〜VRoidのデフォルトワンピース とてもかわいいですよね〜
〜リボンとかヘアアクセとか、立体的に作られているものも着けたい〜
〜コーディネートがグッ!!!と可愛くなると思います!〜


2020年追記
※VRMのバージョン UniVRM0.53.0(9/11時点)でアクセサリーをつけたいボーン(例えばHeadボーン)に対象のオブジェクト(アクセサリー)をドラッグ&ドロップ→エクスポートすると追従出来るようになったみたいです。
※以前は正規化の際に弾かれてしまっていました※

Puppet3Dの使用者さんが少ないため、念の為記事を残しておきますが、現在はアクセサリーつけ程度ならpuppet3Dは必要ないかもしれません。


VRoidのファイルをエクスポートしたあとに、Unityに読み込んで.vrmのまま、アクセサリーをつけるやり方を書いてみます。




この記事ではUnityでウェイトがつけられるPuppet3Dの簡単な紹介になりますが、
やや複雑な構造の服等に
Puppet3Dウィンドウ内、プルダウンメニューから
[Closest Point]を選び、
BindSmoothSkinを押せば、"ボーンの入っていない服"のウェイトつけも可能です。ミニスカートなら、「hip」「upperleg_L」「 upperleg_R」など

(ただし現段階では仕様上ウェイトの細かい修正が難しいです。)※noteの執筆まで時間がかかりそうなので、Twitterの#puppet3d ハッシュタグが参考になるかもしれません。
今回はUnity内でウェイトを塗ったりボーンを追加できる(!?)
$50 の有料アセット「Puppet3D」 を使用します。
そうです。通常はモデリングソフトじゃないとウェイト塗れないんです。

UniVRM0.51.0の段階では、Unity上にVRoidモデルを持ってきて、
ウェイト塗らない状態でアクセサリーの.fbxファイルをモデルにくっつけても、「.vrm」にしたときにこうなりました。
※現在は対象ボーンにアクセサリーを配置後エクスポートで追従可能↓

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(Neckのボーンにヘアアクセの.fbxを。
 Hipのボーンにリボンの.fbxを、
ドラッグ&ドロップで配置した状態で.vrmにしました。)

●なぜUnityでやる必要があるのか

→例えばBlender等で.vrmをインポートして、.fbxでエクスポートすると、
.vrmのときに設定されていた項目が消えるため。
完成後に.vrmに戻すとき、.vrm用の設定全部つけ直す手間がかかります。

※(1)BlenderやMAYA等でいじって
  (2).fbxでエクスポートしたVRoidを
  (3).vrmに戻す方法は、まゆたまガジェット通信様の記事にやり方があります。VRM化するときの注意書きもあるのでぜひ御覧ください。(助かりました…)

また、.vrmの作り方動画解説はフィオ様のチャンネル
設定項目の詳しい解説はドワンゴのvrm公式ページをご一読ください。


※【その1】では、
Puppet3Dの購入&インポートとUniVRMのインポート
.vrmをHierarchyに配置するところまで書いたので、
「そこまでわかるよ!( ´∀`)bグッ! 」
という方はサクッと飛ばして次ページからどうぞ!



用意するもの
・VRoid Studioからエクスポートした.vrmファイル
・アクセサリー等の.fbxファイル
・Unity2018.3.4f1 (別のバージョンでも可能かも?)
・UniVRM0.51.0  
(別のバージョンでも可能かも?)

※PicatrixのパソコンはMacintosh(2011モデル OS High Sierra)ですが、
恐らくWindowsも同じ手順で問題ないと思います。

※PicatrixはUnityもBlenderモデリングも素人なので、
所々の細かい用語が異なっているかもしれません。ご了承ください。

1.Unity2018.3.4f1を起動して、CreateProjectを押します

Project nameは自分がわかりやすい名前で大丈夫です。
Project nameを入れたら、右下の青色のボタン「Create project」を押しましょう。

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2.Unityが起動したら Asset Storeをクリック

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3.
1出てきた検索窓にPuppet3Dと入力。
2検索候補に該当のアセットが表示されるのでそれをクリック

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4.購入手続きをして、購入後同じ画面に戻ります。
インポートしましょう

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5.別ウィンドウが出てきます。
 ウィンドウ右下のImportを押しましょう。

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6. Unityの画面下の方にあるProjectビュー内、Assetsフォルダに
 「Puppet3D」のフォルダが表示されていればインポート完了です。

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6.次はVRoidを読み込めるようにするために、
UniVRMというものをインポートします。

UniVRMが置いてあるURLにアクセスして、
現時点(2019/3/23)で最新版のUniVRM
UniVRM-0.51.0_1b36.unitypackageをダウンロードしましょう。
※もしかしたら他のバージョンでも問題ないかもしれませんが、未検証です。

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7.ダウンロードしたら、Unityにドラッグ&ドロップします

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ドラッグ&ドロップしたら、別ウィンドウが出てくるので、
右下のImportを押しましょう。

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Unityの画面下の方にあるProjectビュー内、Assetsフォルダに
「VRM」のフォルダが表示されていればインポート完了です。

画像12

8.次はVRoidStudioからエクスポートした.vrmファイルをUnityのAssetフォルダの中に入れます。

1.
Unity画面下の方Assetの中、なにもないところで
右クリックしてメニューを出します。

2.Create▶ Folderを選択、クリックして
新しくフォルダを作りましょう。

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3.作成したフォルダ名をわかりやすいものに変えましょう。
後でこのフォルダに.vrmファイルを入れます。

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4.作ったフォルダに.vrmをドラッグ&ドロップします。

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5.
作ったフォルダをダブルクリックで開いたら、
中に、「.prefab」という形式のファイルが生成されています。
※VRoidの見た目が表示されているのでわかりやすいですね※

これをドラッグ&ドロップして、Hierarchyという左上のウィンドウに持っていきます。

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画像17

6.
置けました!WATASHI KAWAIIですね!!
あれ?でもなんかライトが黄色いような……?

次ページは準備その2
・アクセサリーの読みこみ。
・照明の色変更
・blenderでアクセサリーを作り、
エクスポートした際の注意事項

・マテリアルの一部説明です。

記事を読んでいただきありがとうございます! 普段は3DMVをYoutubeに上げたり、楽曲をサブスク配信したり、無料曲を配ったりしています。 https://www.youtube.com/Picatrix