はぁ また明るくて陽気な光が「朝だ」って言ってる
こっちはあんたより前から起きてんだ「煩い」

外に出れば生きるために金に頭下げて
そんな笑顔でこっち見るなって
あー彼女も生きるために笑ってんのか

二次元でも成立しそうなこの世界で
邪魔くさいほど壁に当たって 躓いて転んで
今 目の前にあるのは何？

掴めそうで掴めない絵画を燃やして
落ちそうに見えるアスファルトを踏み締めた
だってこの世界は「ニセモノ」ばっか
生きてくことすら面倒だ
何で生きてんだろ？

はぁ また明るくて陽気な光が「朝だ」って言ってる
こっちはあんたより前から起きてんだ「煩い」

繰り返しの毎日も今日で終わらせて
明日からは何も考えなくていい
あー何で早く簡単なことに気付けなかったかな？

三次元で回ってるこの世界は
複雑過ぎて簡単すら分からなくなるよ
今 目の前にあるのは何？

絶対に千切れないロープ掴まって
確実に不安定な足場を踏み締めた
いっそこの世界は「ホンモノ」だって
最期に一度確かめようか
生きてきたんだよな？

あぁここに立って気付いたよ
今目の前にあるロープは命綱だ
二次元みたいな世界でそれはそこにあるし
不安定な足元も確実に踏みしめてる

まるでトリックアートみたいな世界で
今日も騙されながら生きているんだ
掴めない絵画も落ちないアスファルトも
金に見える他人も僕を笑う人も
全部「ホンモノ」だって解ってる
いつかの彼女の笑顔だって
僕が生きていく理由になったよ

あぁ また明るくて陽気な光が「朝だよ」って言ってる
なんであんたと一緒に寝たのにもう起きてんだ「うるさいよ」

あぁ また夢も見ないまま起きたな それはきっと
夢の中より「ニセモノ」で
簡単な「ホンモノ」の世界に
夢中になったから

騙されながら生きていよう