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polygamyを終えて

お疲れ様です〜ゆうこです🙆🏻‍♀️⭐️

Polygamy 〜最期の告白〜

やっと!!!
4月、6月と。
無事!終演致しました🌈

改めまして、ご来場くださった皆様
制作スタッフ含め座組みのみんな
劇場関係者の皆様
一人一人に関わりのあった周りの皆様に
心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました!

自分自身とより深く向き合う時間になり
愛も欲も孤独もうずまいて
SNSから少し遠くなっていた時期でもありました。
それでも、届く通知から暖かな言葉のギフトを受け取って。
だからこそ、進み続ける覚悟と勇気を
もちつづけることを選択できました。

みんながいるから
みんなのために
一生懸命
生きたいと
たっっっくさん励まされてました。

本当にありがとう。

まだまだ厳しい状況下ではありますが
予定しておりました公演全てを
完走するということが
どれほど難しく大変で
ありがたく
素晴らしいことなのだろうと
改めて感じました。
(コロナ禍迎えてから
特に毎回実感しています。
みんな元気でいてくれてありがとう。)

子供の頃は短冊に書かれた
「世界平和」や
「健康や安全」を願う言葉に
ぴんときていなかったけれど
積み重なった今、
心より願うようになりました。

いまこの文章を読んでくださっている
あなたが毎秒、分、時間、日、月、年、
たくさん積み重ねる途中で
様々な作品が世に溢れるなかで
舞台を観るということを
選択してくださったことには
やはり何か意味や価値をつけたいと
傲慢なわたしは思ってしまうのです。

「相手を気持ちよくすることと
自分を気持ちよくすることが
ひとつのこと」で。

スクリーンのない
舞台と客席の間の空想の壁しか
演者や世界、みなさまと現実を
隔てるものはなくて。

だからこそ
目の前にいるあなたに届けたいと
願ってしまって。

同じ空間で起こることだから
他人事じゃなく
共感できたり
追体験したりが
他の媒体より強いんじゃないかなあ
って思うので、
取捨選択したり
批判したり
比較したり
問いにしたり
「あなたの人生を
より豊かにするための時間」
に、なりたいなあと
そのためにできること
やりたいことはなんだろうって
それを考えるのも
わたしのための時間で。

やりたいことを
やりたいようにとか
楽しむことについてとか
いろんなこと考えたけど
今のわたしにとっては
人と一緒であることとか
その人が楽しいということとか
平等と公平をその時に応じて選べることとか
愛がある前提を信頼できることとか
子供のころに教わったり
体験させてもらったことが
大半だなあって、思っています。

マスク生活で人との接触を
最小限に心掛けたからこそ
人との関わりの中に見つける、
あなたの宝物に触れる時間と
自分の居所や価値を無自覚に確認していたこと
がわたしを支えてくれていること。
改めて感じました。

あなたと過ごすこと、出会うこと、
またねが約束できることが
かけがえのないことでした、やっぱり。

この作品がとどけたい繊細なものを
描いて創造してのせてみせるということは
絶対的な核が必ず存在するから
テーマであって
メッセージであって
問いであって
訴えであって
その刺激に人は動いていくから
自分の中の燃料だけを燃やしてたら
いつか尽きるから
外からもらった燃料と
反応を起こして増幅したものを燃やして
いつだって内側がいっぱいで熱があったら
人は前向きに生きられるから。

生活環境や経済状況など
社会や世界に変化のある時に
「今この時だからこの作品を上演したい」と
演劇は更に活性化するものだと思うから。

やっぱりわたしにとって
演劇は現代を生きる人間にとって
必要なものだと信じていたいと
改めて思いました。

そして。
前置き(?)長くなりましたが。

polygamy〜最期の告白〜

ずーーーっと触れ続けてきた作品でした。

この脚本になってからの出演者としては
誰よりも長く板の上にいるんだなあと
6/5 グラムシュタインへ向かう中
感慨深く浸ったりしました。

顔合わせからはじまり
実験、研究、未知への興味を持ちながら
たくさんの失敗と小さな発見を重ねながら
役とわたしの分子が交流した時
作品の中の役のいのちは
脚本家が描くいのちと
演出家が描くいのちと
類似するのだろうかと
本番を終えても
いつまでも研究は継続しています。

反省や後悔やよろこびや発見と
みなさまが寄せてくださったご感想や批判が
わたしの庭の中で
いつかまた新たな花を咲かせるから。

大切な栄養とお水を自分の中でめぐらせて
その時咲かせる花をまた大切に。

これまでの私が感じていたことを
後の私がどう感じるかはわからないけれど
書き記しておきたいと思います。

わたしの中の木村聡実さんは
物理的な孤独といいますか
目にみえる「ひとり」
を実感する恐怖がありました。

それでもたのしく生きていられたのは
自分の強く信じた世界の中で
没頭し没入できる強い力と
「分子」が精神的な孤独から
守ってくれたからでした。

そして
アイビーチームのみんなが
とてもあたたかかったこと
あたたかな声をかけてくださるみなさまや
お花やお差し入れ、誕生日プレゼントや
観にいくよってご連絡を頂いたり、
聡実としてひとりでも
ゆうことしてはひとりじゃなくて
だから弱さを律して
役として立ち切りたいと
前向きにのぞむことができました。

(冒頭と重なるけれど)
本当に、ありがとう。

たっくさん苦戦したけれど
必要な時間でした。

終演後。
いろんな方から
様々な批判の言葉をいただいたのも
新たに挑戦していくための
貴重な活力です。

言葉をかける気持ちを向けて頂けたということも
観てくれていたからだなあと
じんわりしたものが広がりました。

ありがとう。

そして分子ロスする暇もなく
祝祭Ⅱへシフトチェンジ。

新たな出会いであり
新たな創造と想像の場でした。

当たり前だけれど
役が変われば価値観も反応も何もかも違って。

立て続けに同じ作品を
違ういのちで
のぞませて頂いたからこそ
演者が違うだけでなく
シンプルに作品の中で
世界の見え方が変わりました。

様々な言葉や態度から
ポジティブなものも
ネガティブなものも
いろんな形で人はキャッチしていて
その時までの体験や経験から
人はどのようにキャッチするのか
無自覚に判断しているのだなあと、
人との関わり合いは
繊細な情報のやりとり
毎瞬重ね合わせていくものだなあと、
改めて。

わたしの抱いた水落マリアさんは
見えない孤独と言いますか
先程と違う言い方にすれば
精神的な孤独を抱えていました。

人と関われば関わるほど
密接になればなるほど
「ほんとうのわたし」をわかって欲しいけど
挟み続けた薄皮に
くるまることをやめられなくって
わたしは何者なんだと悩むほど、
名前を新たに生きなおしてからに
本当の自分自身があると信じたくて
それでも拭えない違和感に苦しみながら
そこから抜けることもできずに
葛藤していました。

名前を新たにしても
わたしのいのちのなかの
以前の名前に歴史があって
名前は違えど
私たちは同じ、ひとつでした。

ひとつ、とはなんでしょう。

一つの中に
無数に存在しうる何か。

それでも、ひとつ。

まざりきらない
別の個体の境目がまどろんで。

わからなくなればなるほど
不思議と別の個体を求めてしまうのは
なぜなんでしょうねと
拭いきれない孤独の中で
愛し、愛されたいと
強く願いました、切に。

自分が読んだ戯曲の中に生きるマリアに
共感すればする程
自分の小ささに絶望し
人の大きさに安堵し
優しさが沁みて
苦しみが安らぎでした、ゆうこは。

それでも元気にいられたのは
物理的にひとりじゃなかったからで。

行けば囲んでくれるあったかい人たちがいて
発信すれば関わって下さる方がいて
自分から切らない限り
愛しいご縁は切れたりしなかったから
そのために前を向いていたいと
地に足をつけていることができました。

支えてくれてありがとう。

稽古場では
真摯に表現にも自分にも向き合う
素直な素敵なカラフルな人たちがいて。

人の心を動かすのはやっぱり心で
お互いのために
愛をもって
関わり合うことが
活動することの
基盤のいっちばんそこの部分にあるんだよなって
大切なことをまた見つめた時間でもありました。

ありがとう。

ものはちがえど
人は愛に生きて
愛に守られてるんだなって
そんな体験をした2つのpolygamyでした。

先程もちらっと書いたけれど、
同じ世界で過ごしていても
感じることがあんなに違ったし
行動も人柄もまるで違ったから。

経験や体験や
環境やコミュニティから培った
外側からの価値観、
一般的に普通である価値観、
というものを
はぎとって
自分の目で見て、
聞いて、
感じて、
味わって、
問いて、
改めて捉え直すなかで
自分自身を見つめて
満たして
あなただけの美しい花を
その日その時その瞬間に
咲かせるように
あなたが
あなた自身と
あなたの人生を
大切に、
より豊かにしていけますようにと
心より願っていますし
そのために活動していきたいなと言う気持ちが
ますます強くなった濃い数ヶ月でした。

ひとつの2作品分なので
ついつい長文になってしまいましたが
ここまで読んでくださって
ありがとうございました!

このnoteだけで
何回ありがとうを伝えたかわからないけれど!笑

関わって下さる方々へ
心より
愛と感謝を込めて!

Love is the greatest refreshment in life!


ゆうこ

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