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作曲のきっかけはホームシック

2017年1月から作曲を始めた。
きっかけはホームシック。

地元の大学を卒業後、東京の企業に就職をして4年ほど経った頃。海を渡って飛び出した故郷が異様に懐かしくなり、心の奥のどこか隅っこに、ホームシックのような感情が、しこりみたいに残り続けて過ごしているような感覚になっていた。その影響もあってか、聴く音楽のジャンルも少しずつ変化して、ハードロックやエモ、スカパンクを中心にぶち上がってた自分が、インストゥルメンタルやフォークトロニカ、アンビエントなども耳に入れ始めた。

だけどどうしても自分のノスタルジックな情景にハマりきらないところがあり、だったら自分で自分の思い出を旅できるような曲を作ってみようと思い作曲を始めた。それが2017年の1月頃。

これが当時の作曲環境。見る人が見たら相当劣悪だと思う。

何もわからないところから、MacBookに入ってるGarageBandを触ってみて、ネットで使い方を調べながら覚えていって、音は持っていたコンポから出していた。最初は好きな曲を1〜2分とかのショートバージョンでアレンジしてみるとこから始めて、トラック数も4つとか。シンプルで短いものを作ってみて使い方や感覚みたいなのを少しずつ覚えた。

でもどのパートから作っていくのがいいのか、どうやったら懐かしいシーンをイメージできるのか、全然わからなかった。何かヒントを得たいと思い、とにかくノスタルジーを感じる世の中の曲を聴いた。なんとなく自分の中のヒントになったのは2つ。1つはコード進行。コード進行をギターで鳴らすだけで、その進行の雰囲気が出る。作る曲に重ねる思い出は楽しかったものか、悲しかったものか、寂しかったものか。まずはコード進行をいろいろ試して、耳で聴いて、当時の心境に近いと思ったものを使う。もう1つはギターの音色。輪郭のはっきりとしたクリーンなギターはなんとなく今を見ている感じがする。輪郭が少しぼやけてざらついたギターは過去を思い出してる感じがする。

音楽の基本のきの字も勉強していない中で、とにかく耳で聴いて感じた感覚だけを頼りに作曲を進めていった。結果として、繰り返し自分の曲を聴いてリラックスできている事実が、作りたかったものに近づけていることを証明しているんじゃないかなーなんて思う。

ノスタルジック(懐かしさ)とは、社会心理学者が研究を進めている1つの感情らしく、「過去への感傷的な切望または思慕」と定義されていて、ネガティブな心理的脅威に立ち向かうためのリラックスをくれると考えられている。孤独を感じたり、何かうまくいかなかったり、生活に疲れた時に、ノスタルジックな感情をうまく取り出せば、立ち向かう勇気になるみたい。

お聴きいただいている方へ、
何か憩いを与えられますように。

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ありがとうございますm(__)m
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