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バンドビルディング

バンドという形態を取って音楽を楽しんでいる人は多い。バンドによって人数も様々、オリジナルやコピーなど内容も様々である。ただ共通しているのは、どのようなバンドであっても、それはチームであるということ。誰か1人だけの思惑で動かすことはできないし、個々の方針や目標を共有せず、やりたいことを強いるのであれば、それはチームではない。

今回はバンドとしてのチームビルディングやメンバーの尊さ、チームで取り組む意義について、思うところを書いてみる。

1. チームビルディングの基本

チームとは何か。人によって様々な解釈があるが、共通の目標に向かって、志を共にするメンバーが手を組み、1人だけでは味わえない喜びや成長を手にすることだと考える。つまり、バンドメンバー同士で目標を共有していなければ、そもそもチームではない。

バンドにはだいたい方向性を示すメンバーがいる。オリジナルは場合は、作曲を担当しているメンバーであることが多い。コピーバンドの場合は、コピー元のバンドに対して一番熱量の強いメンバーであることが多い。そういった方向性を示すメンバーが、何を目標としてバンドを結成するのか、他のメンバーと向かう先を共有して合意する必要がある。それがチームである。

いつまでに、何を成し得たいか。共通の目標が決まれば、達成に向けて何をしていく必要があるか、どんなペースで活動する必要があるか、が見えてくる。これにより、メンバーの熱量や活動頻度、求める内容にずれが起きにくく、良いチームに仕上がっていく。

設定した目標は固定でなくてもよい。むしろ活動をしていくうちに、メンバーと話し合いながら修正するなど、アップデートしていくものだ。ただ、アップデートする場合も必ずメンバーの意見を取り入れて、共有していく必要がある。自分以外のメンバーも、忙しい中で時間を取って参加してくれている。であれば、何を目標としてどうやっていくかを共有することは、メンバーに対する最低限の礼儀に値する。

2. メンバーとのリレーションシップ

メンバーの立場に上下はない。作曲担当が偉いことはない。メンバー全員で音楽を表現しているのだから、フラットな関係でお互いに刺激し合い、完成度の高い活動をしていくのが理想だ。そんなメンバーでの音楽活動は、表現しきれない良さがあると実感している。私たちのバンド「PICTURE ROOM」の個性豊かなメンバーが、それを証明してくれている。

まず、作曲のモチベーションを支えてくれているのは他でもメンバーだ。作った曲に対して、それぞれのイメージを抱き、個性溢れるニュアンスで演奏表現してくれる。原曲にないパートを足して、自分の想像を超えたエモーショナルさを出してくれる。加えて、パフォーマンスについて気づいていない新しい視点をくれる。全員でパフォーマンスを作っている感覚がたまらない。

次はライブだ。ライブをすると、毎回反省が尽きない。これを1人でどう受け止めようか。結構、辛くないだろうか。バンドだから受け止めて、糧にできる。お互いに反省し合い、前向きな意見を交わして、パフォーマンス作りに反映していく。めげる要素がない。メンバーが背中を押し合っている。作るところから表現するところまで、すべてメンバーがいるからこそ、良いサイクルを生み出せる

そしてバンドマスターの視点で見ると、リーダーシップやチームビルディング自体を教えてくれるのがメンバーだ。もっとこう進めるといいかもとか、こんな風にやってみたいかもとか、何を意識するといいかもとか。そんな意見やアドバイスの数々が、バンドをどう作って、どう進めていくかの考え方をアップデートさせてくれる。自分自身を成長させてくれる。本当に尊い存在なのである。

3. バンドでやる意義

やってみたいこと、なりたい姿、そんな目標を個人よりも高く設定して達成できるのがチームだ。目標達成に向かう上で必要なモチベーションを高い状態に保ち、常にさせてくれるのがチームだ。つまり、それがバンドの意義だ。と、つらつら書いたが、そんな考えすぎずにバンドの意義を感じられる瞬間がある。それは一緒に何をやってみたいか話し合っている時、スタジオで練習している時、ライブで演奏している時、楽しくてついにやけてしまう瞬間がある。それがバンドの良さであり、バンドでやる意義だ

もしそんな瞬間を感じていないのであれば、今一度見つめ直してみたらいいかもしれない。自分たちは何を目指しているんだろう。どうしたいんだろう。何が楽しいんだろう。メンバー同士でしっかり話してみると、きっとたまらなく楽しい瞬間が戻ってくると思う。私たちはメンバーの尊さを忘れず、バンドでやる意義を忘れず、これからも過ごしていきたいと思う。

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PICTURE ROOM

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