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音楽のモチベーション3.0

何をするにもモチベーションは大切。仕事でも、趣味でも。モチベーションで何事もパフォーマンスが変わってくるし、得られる成果も変わってくるし、成果の良し悪しに関わらず、ポジティブに捉えられるか否かの受け取り方も変わってくる。モチベーションが人生の充実度に影響する。では自分たちは何をモチベーションに作曲に励んでいるだろうか?何のためにライブを頑張っているだろうか?少し考えてみる。

今はモチベーション3.0の時代と言われている。モチベーション1.0は、人間が持つ最も原始的なやる気。生理的動機付けとも言われ、ご飯を食べるために頑張るといったところ。ただ、今の日本で今日の食事を心配する人はあまりいない。生理的動機付けでは、もはややる気には繋がらない時代だ。

モチベーション2.0は、アメとムチによって生まれるやる気。外発的動機付けとも言われ、上司に言われたから頑張るとか、高いインセンティブがあるから頑張るなど。19世紀後半の日本の労働はこれだった。工業中心の日本では、工場での組み立てなど、毎日同じ仕事をする人が大半だった。そういった正解が見えている作業を毎日する人々には、外発的動機付けが必要だった。毎日同じ作業の繰り返しなんで、ご褒美がなければ続かない。

ただ、現代社会では単純作業は少なくなった。音楽業界もそうだ。大手レコード会社の目に触れて、CDを出せば売れるという王道はなくなった。誰もが想像できた成功の道はなくなった。メジャーデビューしても消えていくアーティストが増えた。そんな今の時代に必要なモチベーション3.0とは何だろうか?

モチベーション3.0は、内発的動機付けだ。楽しいから頑張るとか、喜んでほしいから頑張るといった、自分から自発的に生まれてくるやる気だ。これにより自主性の強いミッションが生まれる。やらされる仕事ではなく、自分がやりたくてやる行動が生まれる。

アマチュアの世界には本当にたくさんのバンドがいて、みんな音楽が好きで、だから曲を作っていて、バンドをやっていて、ライブをしている。でもいつしか、単純に売れたいと願うまま日々が過ぎていったり、惰性でライブだけを続けてお金が苦しくなっていったりしている。そんな時は少し考えてみたらいいかもしれない。自分たちはなんで音楽をやっているんだろう。なんで音楽が好きなんだろう。音楽が好きな理由を見つけられると、そこから新しいモチベーションが見つかると思う。

2019年5月6日。自主企画ライブイベントを通じて、自分たちのモチベーションが何かわかった気がした。音楽は人生を彩るから好きだ。楽しい時はもっと楽しくしてくれるし、悲しい時はもっと悲しくしてくれる。音楽のおかげで感情が豊かになる。まるで魔法だ。音楽に対してそういう印象は持っていた。だけどこのライブイベントでもっとはっきりしたことがあった。

聴きに来てくれたとある人が言っていた。「普段、日曜日から月曜日を迎えるのには大きな段差があるけど、このライブのあとの月曜はすんなりと迎えることができた」と。それは具体的に何が作用したのかはわからないけど、その人の感情に少なくとも自分たちの音楽が影響して、魔法がプラスの方向に働いてくれたと思う。本当に嬉しくて涙が出た。これなんだと思った。自分たちの音楽が少しでも人にプラスの影響を与えることができたら、それは本当に幸せなことなんだ。

人のために音楽を作ってるなんて、おこがましいことを言うつもりはない。ただ、自分が良いと思って作った音楽に、誰かが何かを感じてくれたらいいなという気持ちは、少なくとも今の自分たちが音楽を続けているモチベーションであることは間違いない。そう強く思った。

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