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UEFA チャンピオンズリーグ 決勝 マンチェスター・シティ vs インテル 試合プレビュー

6月10日、UEFA チャンピオンズリーグの決勝がトルコ・イスタンブールで開催されます。(日本時間6月11日朝4時キックオフ)

マンチェスター・シティとインテル・ミランが対戦し、シティはチャンピオンズリーグ初優勝と、すでに優勝しているプレミアリーグとFAカップをあわせた3冠達成を目指しています。一方インテルは4度目の欧州制覇と、コパ・イタリアとの2冠を目指しています。

シティがチャンピオンズリーグ決勝に進出するのは3年ぶり2度目で、2020-21シーズンは同じくプレミアリーグのチェルシーに敗れています。

プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグの3冠を達成したチームは、1998-99年のマンチェスター・ユナイテッドだけです。この年のチャンピオンズリーグ決勝はバイエルン・ミュンヘンとの対戦でした。バイエルンが前半6分に先制、ずっと試合を有利に進めながら、後半ロスタイムに立て続けにマンチェスター・ユナイテッドが得点し、大逆転優勝を達成しています。当時のUEFAヨハンソン会長が、試合終了が近くなったため、優勝カップを渡すために貴賓席からグラウンドに降りていく間に、渡す相手が変わっていたと言われています。

シティは最近26試合で1敗しかしておらず、チャンピオンズリーグでも12戦7勝5分0敗と無敵を誇っており、理想的な状態で決勝戦に臨みます。

グアルディオラは、2011年にバルセロナで優勝して以来のチャンピオンズリーグ制覇を目指しています。

2008-09シーズンのバルセロナもグアルディオラ監督のもと3冠を達成していますが、データ上は今回のシティの方が上回ります。決勝まで1敗したバルサは合計32得点13失点だったのに対し、決勝の1試合を残しているシティは、ここまで31得点5失点と好調です。

グアルディオラ監督は、その成功について聞かれ:「過去にはメッシがいたし、今はハーランドがいる。これが成功の理由だ。冗談ではなく、これが真実だ。」と答えています。

2010年のジョゼ・モウリーニョ監督率いるインテルは、グアルディオラ率いるバルセロナを準決勝で破り3冠を達成しましたが、シティとは初対戦です。

インテル、4度目の欧州タイトルを目指す

インテルは過去3回チャンピオンズリーグを制し、セリエAを3位で終え、コッパ・イタリアを2連覇しているものの、マンチェスター・シティが圧倒的な優勝候補とされています。

しかし、インテルも侮れません。ここまで12試合で大会最多の8試合 無失点を達成し、GKアンドレ・オナナがその立役者です。

インザーギ監督率いるインテルは、強力な攻撃陣も擁しています。今シーズン58試合で28ゴール11アシストを記録したラウタロ・マルティネスを筆頭に、元マンチェスター・シティのストライカー、エディン・ジェコ、さらにはルカクもいます。

なお、チャンピオンズリーグ(前身のチャンピオンズカップ含む)の優勝回数は以下の通りで、レアル・マドリードが14回と他を圧倒しています。大会創設時に5連覇しているため、その回数が効いています。

チャンピオンズリーグ優勝回数

インテルがアヤックスと並ぶ4回目の優勝を飾るのか、マンチェスター・シティが初優勝となるのか、楽しみですね!

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