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コスト削減が結実、アマゾン過去最高益

アマゾンが第1四半期決算を発表し、アナリスト予想を軒並み上回り、104億ドル(約1兆5000億円)の過去最高益を達成しました。
過去最高益は、過去2年間の徹底したコスト削減努力によるところが大きく、営業利益率を史上初めて2桁伸ばすことができた。

2021年に創業者ジェフ・ベゾスの後を継いで以来、アマゾンのアンディ・ジャシーCEOはコスト管理を最優先事項のひとつに掲げており、今回の決算はそうした努力の証であると言えます。
現在も世界最大級の従業員数を誇るアマゾンは、2022年後半から27,000人の雇用を削減しており、さらに直近では2024年4月初旬にクラウド部門である AWS 数百人の雇用削減が発表されました。その上アマゾンは、配送時間と配送コストを削減するため、物流網のさらなるローカル化に取り組んでおり、その結果、中核となるeコマース事業の利幅が拡大しています。

アマゾンの営業利益率改善のもう一つの要因は、利益率の高い事業、すなわちAWS、デジタルサブスク、広告が急速に成長していることです。



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