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電子書籍:まだまだ紙の本が優勢

4月23日は世界図書・著作権デーでした。
ユネスコが1995年にこの日を初めて制定したときは、主に紙に印刷された方しか想定されていなかったでしょう。
しかし、ご存じの通り現在の読書愛好家の中には、電子書籍で本を楽しむようになった人も多くいます。以下の表では、電子書籍の人気と紙の本の人気を比較しています。

電子書籍の普及率はまだ低いようです。

世界の大半の国で、電子書籍の普及率は依然として印刷書籍のそれを下回っています。たとえば米国では、昨年電子書籍を購入した人は人口の20%と推定されるのに対し、印刷された書籍を購入した人は30%。日本も電子書籍を購入したのは20%を割るのに比べ、紙の本は40%を超え、倍以上の開きです。
中国は調査対象国の中で唯一逆の傾向を示し、印刷された書籍を購入した人はわずか24%であったのに対し、その期間に電子書籍を購入した人は約27%でした。

世界規模での書籍市場の予測を見ると、電子書籍の人気は高まっているものの、印刷された書籍にとってかわるわけではなく、むしろ補完的な製品として出版業界に利益をもたらすだろうと予測されています。





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