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ネカマは必修科目

どうも、逮捕される人(@pig_box_)です。

・とある事情でまもなく逮捕される予定
・逮捕前→逮捕後→服役中のリアルタイム発信をします
・「レンタル逮捕される人」というサービスもやってます

逮捕までの忘備録19日目

10月18日(水)晴れ

今日も天気が良い。秋ってめちゃくちゃ過ごしやすいのでは?

本季節については「芸術の秋」「食欲の秋」などと呼称される。

いつの間にか栗も食べたし、柿も食べたし、葡萄も食べたし、秋刀魚も食べた。あとは何があるんだろう。松茸とか?でもこの間のBBQでエリンギ食ったしもういいや。


セルフ無量空処

逮捕を悟ってから最初の2週間は生きた心地がしなかった。

それからの2週間は「できることをやろう」と精一杯に日々を過ごした。

さらにここ2週間は、日々を思いっきり楽しんだ。レンタル依頼で色々な人と出会い、京都にも行き、好きな映画をたくさん観た。シャバにいられる時間を余生だと思い、目一杯にしゃぶり尽くした。

そして今現在、あらためて「本当に逮捕されるのかな」と不安っぽい気持ちになっている。逮捕されることについては覚悟をして、どういった流れで話が進み、どのように収監されるかは重々承知している。それでも日々が楽しすぎて、跳ねっ返りとしての憂鬱な気持ちが拭えない日がある。

考えたって仕方がないけど、考えすぎて行動が止まる。

セルフ無量空処!!

今できることをやるだけ。そんで、やっちゃいけないことはやらない。

こんなシンプルなことがめちゃくちゃ難しいんだよね。


iPhone15を買いました

1年前に14にしたばっかりなのに、なぜか15を買っていました。謎。

でもスマホを仕事道具として使っているので必要経費だという言い訳ができます。

・iPhone14を10万円で購入
・1年間使用→9万円で売る
・iPhone15を12万円で購入
・1年間使用→10万円(推定)で売る予定

これを繰り返すと、最新のiPhoneが年間実質2〜3万円で使える計算になり、割と悪くない運用コストとなります。

ただこれ逮捕されるとループが途切れるので完全に無駄遣いでした。

でもせっかくスマホ替えたので張り切ってツイートをしました。大体いつもに比べてツイート数が多い時は「不安な時」か「興奮している時」となります、ご了承ください。


女の子にキモいDMをしちゃう男たちへ

長文ツイートが思ったよりも見てもらえたので、以下に抜粋する。

DMに無限発生する「どしたん話聞こか系男子」がうざすぎるので愚痴を聞いてほしいという女子大生。

怒りの長文の合間にみえるユーモアから、この人はきっと文章におけるコミュニケーションが上手だし、自分自身がそういったやりとりを大切にしているんだろうなというのが伺えた。

自分もネカマアカウントを運用したことがあるので「下心見え見えの気持ちが悪い文章」に辟易する気持ちは、ものすごく共感できる。

(どうしてネカマしてるんだよ、については今日の日記に書きます)

当然ながら文章コミュニケーションにも得手不得手がある。対面コミュニケーションとまったく同じで、そこに経験値や知識量によるアドバンテージが明確に存在するのは当然だ。

しかし恐ろしいことに、文章コミュニケーションには指先ひとつで始められるという手軽さがあり、このせいで【本来であれば関わることのなかったであろう魔の者たちと接続される】という問題が起きる。

芸能人、俳優、タレント、アイドル、といった煌びやかな人たち。

中学生、高校生、大学生といった子どもたち。

経営者、投資家、サラリーマン、パート、アルバイト、フリーター、ニートといった社会的権力の最上級から最下層まで。

生活環境、生活水準、趣味、崇拝する神様の違いなど、とにかくあらゆる属性が異なる連中がごった返しているのがネットの世界だ。

そして、この闇鍋みたいな世界の中で、文章コミュニケーションは【本来出会うはずのなかった両者】を繋いでしまう。

道端を歩いていて急に一方的に主張をぶつけられることは、ほとんどない。対面コミュニケーションのコストは意外と大きくて(面識のない人に急に喋り掛けるのは勇気がいるよね)、そういった部分でフィルターがかかっているからだ。

でも文章コミュニケーションはコストがかからない。一方的な言い逃げができてしまう。しかも怒られたり咎められる可能性も低い。

その結果が「突然送られてくるよく分からん謎の人からのキモいDM」だ。

ただでさえ文章コミュニケーションは温度感を伝えるのが難しく、誤解を生みやすい。対面で話したり電話をしたら起きようのないエラーが生じることもある。予想とは違った受け取り方をされることがあるので、双方に一定の読解能力がなければそもそも成立しない高度なコミュニケーション術だ。

それに加えて、そもそも日本語のやりとりがままならない特級呪霊が世の中には当たり前のように紛れ込んでいる。こうなるともはや収拾がつかない。 DMを送るために必要なのは「電話番号認証」などではなく「偏差値55以上の国語力テスト」なんじゃないかなと思う。

(どうしてネカマしてるんだよ、については今日の日記に書きます)

ということで、自分は過去にネカマ(ネット上で性別を偽ること)をしていたことがある。

結論から話すと「女の子にキモいDMを送っちゃう男は一回ネカマをやって女の子の気持ちを体感すべし」です。

というわけで本題、自分がネカマをやっていた理由について。

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逮捕されるまでの日々の記録です。

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