「好き」を仕事にするということ

新卒で法人営業を始めて早2年半ほど。

本気で退職まで考えたことも何度もあって、今やってることは自分のやりたいことなんだっけ?と、自問自答したり、帰り道悲しい気分になったりした。

前の記事でも書いた通り、今の仕事を5年、10年・・・と続ける予定は全くない。

それは、対企業のデカい規模の仕事をしたいんじゃなくて、個人の生活に還元されることの方に価値があると、私自身が信じているから。

企業が市場に残っていくためには、極論、ちゃんとお金をペイしてくれる企業とつながって、先方が望むソリューションを提示してあげれば良い。

営業はとかくノウハウが属人的、経験に基づくと思われる傾向が強いものの、ある程度テクニック(勝ちパターン)があって、私の職場では①立ち技と②寝技なんて呼んでいるアプローチ方法がある。

①立ち技は、言葉のとおり、正攻法でアプローチする方法。企業やサービスに価値を感じてもらって、ちゃんと御社の課題に向き合ってますよという真摯さで信頼を獲得するタイプ。

②寝技は、昔からよく言われる、接待とか会食とか、仕事に直結しなさそうなシーンでお客様と仲良くなって、「●●さんのこと気に入ったよ」と言わせるアレ。あとは何提案してもいける、って状態に持ってければその人との関係が続く限りは大丈夫な手法。

自分は明らかに①の方。仕事と割り切った状態で一緒にゴルフとか食事したって、全く楽しくないって思ってしまうので笑だから社内政治も、心底どうでも良い。

本当は、人に応じて攻略を変えるのが適切で、自分の得意な方でしかやらないのは、数字に貢献するポジションとしてはやるべきではないのでしょうが。そこを強いられないのが、ある意味うちの職場の良いところ。


お客様が言語化できてないことを整理してあげて、それを見える化、効率化してあげたり、うちのノウハウで危機を回避することができる(だろう)と思わせることができれば、立ち技でも全然勝てる。

ただ自分は、勝てることにやりがいは見いだせなくて、あれこれ考えたり手を動かした結果、とりあえず何かあれば相談してくれるっていう関係がつくれることが嬉しい。客からの評価の方が、社内からの評価より何倍も大事と思ってしまうのでその点出世はしにくいのではないかと。今の職場でそのビジョンをそもそも描いていないですし。

とはいえ、デリバリー側(既存営業)の仕事もすこーしやっていたので、無茶はしません。サービス内容そのものじゃなくて、うちのブランドを理解してもらうために何ができるか、そのために頭を働かせています。客に一番近くにいる営業こそ、実は広報活動をやっているのかもしれない。

先日、大学時代のゼミの恩師と同期数名とご飯に行って、「人の役に立って、かつ自分もやりがいある仕事に出会えたら最高だよね」って話をしました。

今の仕事でもそれはできているのかもしれないけど、自分がどうありたいのかという視点が最近ちょっと強めかなと少し反省しました。純粋な気持ちで、誰かの役に立つ仕事がしたいと思っていた1年目が少し懐かしい。

実際のところ、アレは社会を知らなさすぎたゆえの感情な気もしなくはないけれど笑

こうやって文字で何かを伝えることで、誰かが「今」を見つめ直してくれることがあれば、と思って、このnoteも始めました。

当然、お金を払ってもらえるような『仕事』としてみてもらうにはまだまだ発展途上。コツコツ行動に起こしていきたいですね。



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