何故バックパッカーを選んだか

何故旅する事にしたか

海外旅行(ほぼ初めて、1人、ツアーじゃない、途上国、期限なし)はまさしく冒険であり、チャレンジであるから。
なぜそんな無茶するの?

1.イナクトメント(inactment)する為である。

僕には大切にしている考え方がいくつかあり、それがこのタイミングで海外旅行と合致した。
そもそもイナクトメントとは、経営学で言うところの「やってみなはれ!」という意味であり、ノリとしてはかなり軽い。

余談〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
経営学の教科書では、難しい名前の人が難しい理論を展開する。そもそも経営学とは社会学と心理学の性質を帯びた学問であり、人の行動一つ一つに意義を発見し、それを体系化し名前を付ける。それはそれで興味深かった。
そんな折、ワイクのイナクトメントが飛び込んできた。
びっくりした。教科書に「やってみなはれ」と書いてあったから。
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今まで散々理論を展開してきた偉人達を退け、「いや、結局やってみなきゃわからなくね?」と言ったのだ。
こいつやばい。でもその通りだ。と思った。
だから否定する前にやってみるのが僕の信条である。

と、いうわけでお金はかかるし、交通は不便だし、何かと非効率な海外旅行を僕は避けていたわけだが、ここへ来てワイクが囁く。

「やってみなはれ」

2.苦労は買ってでもすべきだから。

まず、人は成功からよりも、失敗から多くを学べると思っている。
特に僕は調子に乗りやすい為、成功すると
「よっしゃ。やっぱ天才だ〜!」で終わってしまう。
一方で失敗すると、原因究明に貧相な脳が動き出す。5分後には天才だと再認識するのだが。

苦労の話に戻るが、成長するのは失敗したからだ。失敗したのはチャレンジしたからだ。チャレンジするのは骨が折れる。
つまり苦労しないと成長できないのだ。

余談〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
苦労に成長があると思えるようになると、面倒な事を喜んで引き受けられるようになる。
そして、面倒な事をすると結構人に喜ばれたりする。細かい1つ1つだが。
そうした癖はビジネスシーンでも無意識に出てしまうから習慣ってのは怖い。
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3.今が最速で、最も時間も体力もあるから。

仕事を始めたら長期旅行に行けない。という考え方は好きではないし、その考えを受け入れるつもりは毛頭ない。という事は予め呈しておくが、それにしても
・時間がある。
・社会的責任が最も少ない。
・思いついた時が最速
・変化は徐々に受け入れられなくなる
・大した予定もない
条件が揃いすぎている。

4.沢木耕太郎が待っているから。

これは大した理由ではないが、単純に深夜特急を読んで旅がしたくなった。

5.英語が喋れたいから。

喋りたいし、喋れなきゃダメだよね。という考えにまで昇華している。
世界を見渡すと、結構皆英語を喋れる。
ってことは、そんなに難しくないって事だ。
必要がないから、使わないから、使えないだけ。
なら海外にボンっと出されて無理やり英語使った方が早い、と思う。荒療治。

余談〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そう言えば昔おじいちゃんにどうやって泳げるようになったか聞いたことがある。
「船から子供を投げる。泳がなきゃ死んじゃうので皆陸まで泳ぐ。」と話された。

あまりに衝撃を受けた為この話はたまに思い出すが、要するにそういう事だ。

何故英語喋れたいか?
英語が話せて読めたら、得られる情報は10倍以上になる。
噂によると殆どの英語話者の発音とかは結構最悪らしいけど、英語を話す目的は、「分かる」事であり、「綺麗に話す」「正しく話す」ことではない。
英語を話せるようになる為に唯一必要な方法は、「英語を話す」事であり、海外でなら容易にそれができる。
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6.人生のテーマである「不自由の最小化」に寄与するから。

話が大きくなるが、人生にはテーマがある。
不自由の最小化だ。
これを諦めたら死んだのと同じだと思っている。
むしろただ生きる方がタチ悪い。

もしかしたら変わるかも知れないが、今はこのテーマに納得している。

余談〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
人類は、楽に快適に便利になる事で進化して来た。
地球温暖化など弊害も枚挙に暇がないが…
無責任に地球を破壊してきたわけだが、
惑星を一個壊すほど人類は楽で快適で便利な生活を望んでいるとも言えるかもしれない。
僕も例外ではない。
他人に迷惑をかけるのは許されないと思いながらも、誰かに不快な思いをさせているのはほぼ間違い無いだろう。

すまん。
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7.20代はがむしゃらになんでも取り組む時期と決めているから。

変化を受け入れる心は早くに醸成しなければならない。

頑固なオヤジがよく居るが、あれは仕方がないのだ。生きる術なのだ。身を守る術なのだ。
人は年を取るほど変化を受け入れられなくなる。これは仕方がない事なのかな?と思う。
変化=怖い から。

だから吸収できる(少なくともしようと思ってる)うちに異物に触れた方がいい。

変化=怖い から  変化=楽しい

と頭と体が信じれば、年老いても柔らかくいられるのかな?と淡い期待を胸に。

だいたいこんな感じだ。
常に頭を巡る思想が、書いて書いてと言わんばかりに欲求を掻き立てるので、余談が本編程長くなってしまった。

しかし改めて書いてみると、信条みたいなものに相関性があることや、
自分が大事にしたいものが以前に比べてハッキリして来た事が分かった。

要すると、「とにかく頑張ってみましょう。」という事らしい。


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