命名書を自作してみた(後半)
2023年、東京手書友禅を用いて命名書のデザインを作ってみた制作過程と感想の後半です。
前半はこちら
色を決める
最初に塗ったもの(写真)は、ある程度まとまった感じですが、なんというか無難、可もなく不可もなしな感じです。
あと、全体的に緑が多いです。
レッスンの時に先生に見てもらい
・そのものの色(竹は黄緑とか)は気にしない
・もう少し中間色に寄せる
・青、オレンジや赤も追加する
など様々なアドバイスをもらいました。
妊娠後期は再び悪阻の日々と、ギリギリまで仕事をしていたため、色を決めるのに2ヶ月以上かかりました。
残念なことに出産までに完成しませんでした😇🥺泣
デザインが完成
子どもが産まれてからは本当に時間がなく、いつ完成するのか。むしろもう命名書なんていらないのでは?
と急に泣いてしまうくらい、産後はメンタルが不安定でした。
この色とこの色の組み合わせはどう?と考えたいのに、10分くらいしか取れないと、次に対面した時にどうしたかったのか忘れてしまいます。
端に色だけ置いておいて、なんとか各々の絵は完成しました!
背景など全体を考える
完成した絵と、名前や誕生日などの命名書用の文字の配置を考えます。
*文字は書いてもらったものをスキャンして取り込みました。
文字の大きさと、絵のバランスを決めるのが難しかったです。どれくらいの紙の大きさに印刷するのかという部分も、大分印象が変わってくるなと思いました🤔
文字と絵の配置が決まる
最後に背景や暈しの色、飾りなどを決めていきます。
もう産まれているので、性別に合わせて青やピンクも考えましたが、暖かみのある雰囲気にしたかったので、あんず色(薄いオレンジ)にしました。
印刷した実物はもう名前が入っているので、文字を入れる前のものです。
なんとか産後一ヶ月が過ぎた頃に完成しましたが、もう初七日もお宮参りも終わっています🥲
ハーフバースデーの記念に、写真館での撮影に使いたいと思います🥺
感想
全体の感想
今回初めて、自分用ではない作品を作りました。
自分のものなら、この色がすきとか、多少失敗してもまぁいいか〜と思えますが、一生に一度の記念だと思うと、中々妥協点が見つけられず時間がかかってしまいました🥲
思い出したこと🍀
昔、絵を描いている人に
「何を持って絵を完成とするのか?あなたが描き続けようと思えば、それは未完成だし、この一筆で終わりにするその決め手は何か?」と聞いて、
「"自分が納得する時"というのはない。いつまでだって未完成と言える。しかし、他にも絵を描きたいから、一つの絵を描き続けることはしない。」と答えられたことを思い出しました。
私は、何を持って"完成"と言うのだろうか、と自分に問うてみましたが、まだ答えは出ていません。
今回は全体的にまとまったな、やり切ったなという気持ちと、これ以上引き延ばしても一番使いたいお七夜も終わってしまったし、もういいんじゃないか、という諦めのような気持ちが混ざっています。
次の作品に取り掛かっているので、次回作はどういう気持ちで出来るのか、また書き綴りたいと思います🫡
次回のテーマは
「アイヌもやもや」を読んで について
おしまい
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