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自分の人生と他人の人生を良くするコツ 超訳:学問のススメ 福沢諭吉著

昔の教えに、「棚友に屡すれば疎んぜらるる」という言葉がある。
意味は「忠告を受け入れてくれない友人に対して、余計な親切心を出し、相手の性格も知らないのに、厚かましく意見をするとどうなるか、最優的にはかえって愛想をつかされて、その有人からは嫌われ、あるいは恨まれ、馬鹿にされ、実際何の得にもならなくなる。」である。

はじめに

こんにちわ。ぴくむんです。

私は、自身の才能のなさからプレイヤーとして研究に関わるのを諦め、未来の研究者を支援をする活動を通じて、学問の世界に貢献しようとしている情報発信者になります。

活動としては、
・研究者を目指す方に役に立つような情報発信
・研究に関わりのない人が研究に興味を持ってもらうような記事の作成
・博士課程のための口コミサイト開発
をメインでやっております。

超訳:学問のススメは、明治時代に超ベストセラーになった福沢諭吉の「学問のススメ」を超訳して、現代に落して書き直したシリーズになります。現代でも十二分に使えるエッセンスだらけだと思います。
この記事は、学問のススメ第14編 「心事の棚卸し」を取り扱っています。

この記事を通じて、少しでも学問というものに興味を持っていただけたら嬉しいです。
では、よろしくお願いします。

本文

人生を良くしてみませんか?

人生を良くするために、皆様は何をしているだろうか。
自分の人生を良くするときは、何か目標を立てて努力する。他人の人生を良くする時は、口で諭したりして、時にはお金を出したりするだろうか。
さて、これらを行うにはちょっとしたコツがある。
今回はこのことについて話せたらと思う。

何か物事を始めようとして、本屋に行き本を買って、読んでいたら難し過ぎて4,5ページで挫折した経験はないだろうか。
別に本でもなくてもいいが、始めてみたら想像以上に難し過ぎて、やめたという経験は誰しもあると思う。
この様な一見して愚かな行為は、世の中にありふれている。

挫折に限らず、投資で大儲けしようとして失敗し借金して自己破産したケースなんて、実に抱腹絶倒のバカをやっている様に見えるけれども、よくよく事情を聞いてみると、それなりに理由があるものである。
世の事情というのは、生き物であって、前もってその動きを知ることは簡単ではない。意外と賢い人でもやらかしてしまうものである。

挫折や失敗する要因とは

さて、物事が挫折や失敗する要因をまとめると「自分をよく知らない」に尽きる。例えば、「もし大金があれば、明日にでも起業して、10年以内にグローバル展開して、GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)を潰してやるのに」という人が居たとして、この人は絶対に成功しないと言っていいだろう。

世の中の人の傾向として、物事の難易度と自分の能力と時間の長短を理解してないケースがほとんどである。難易度というのは、自分の能力によって大きく変化する。
テレビゲームでも、難易度設定があるが、ハードモードでも、ゲームが得意な人にとってハードモードはイージーモードである。逆もまた然りで、ゲームが苦手な人にとっては、イージーモードでもハードモードですぐゲームを辞めてしまう。

この様に、自分の能力を深く理解しないと物事を達成するか否かが変わってくる。世の中には、「πがけの法則」というものがある。これは予想の大体3.14倍大きくなるというものである。
具体例として、何か作業を行う際に、作業内容や工程を詰めてない場合時に、人から「何時間ぐらいかかりそう?」って聞かれた際に、「やったことないのであれですけど、たぶん1時間ぐらいあれば多分終わりますよ」って答えた際には、大体3時間ぐらいかかるというものである。「準備するから5分待って」と言われたら15分ぐらいという様に日常生活でも意外に当てはまるので、ぜひ気にかけてみて欲しい。
この様に大小差はあれど、意外と自分自身の物事をこなす能力を知らないものである。

これをどう乗り越えればいいのかを論じていこうと思う。

書き出す、見直す、これがソリューション

まず、始めに、今までに自分が成功させた事達成した事、失敗した事挫折した事を全て書き出す。
そして、算数的に成功、達成をプラスだと思い、失敗、挫折をマイナスだと考え、なんとなく足し算してみる。
結果がプラスなのかマイナスなのかを見てみるといい。
もしも、プラスであれば自分の能力を理解していることになり、マイナスであれば自分を理解せずに行動したことになる。

そして、そのことを理解した上で、失敗したのであれば能力が足りないのであれば能力向上に努めるべきだし、挫折したのであれば、挑戦する物事の難易度を下げるべきである。
挑戦の目標を下げることにより、自分自身のレベルが下がった様に感じるかも知れないが、ちゃんとその現実を受け入れるしか、人生を良くする方法なんてない。

他人の人生に干渉するコツ

次に、他人の人生を良くする方法について述べたいと思う。
他人の人生に干渉する言葉として、「世話をする」という言葉が用いられる。
冒頭も述べたとおり、世話をするには、2つの意味合いがある。
一つは、「口を使って諭したり、命令したりする」、
もう一つは、「お金を使い、保護する」である。

例で説明すると、お金持ちの家に生まれた子供が、両親からお小遣いは莫大にもらって遊び呆けるが、何か悪いことをした際に叱らないケースがあったとしよう。
この場合、両親は、「お金を使い、保護する」をしているが、「口を使って諭したり、命令したりする」はしていない。
逆のパターンで言うと、一般家庭が、教育に口出しはするけれども、満足に衣食を与えないケースもそうである。
この様なケースは、後々重大な歪みとして問題の原因になるだろう。

さて、どうすればいいか。
それは、「命令」と「保護」は全く同じ度合いで行わなければならないということである。

昔の教えに、「棚友に屡すれば疎んぜらるる」という言葉がある。
意味は「忠告を受け入れてくれない友人に対して、余計な親切心を出し、相手の性格も知らないのに、厚かましく意見をするとどうなるか、最優的にはかえって愛想をつかされて、その有人からは嫌われ、あるいは恨まれ、馬鹿にされ、実際何の特にもならなくなる。」である。

だから、適当なところで距離をおいて、こちらからは近づかない様にするのがよい」というものである。
これは大小あるけれども、私たちの友人関係でもよくある話である。
友人に「何か始めた」と雑談程度に話した結果、「ああしたほうがいい」とか「やめたほうがいい」とか色々言われて嫌になるケースである。
これの何が問題かと言うと、「お金を使い、保護する」をしてくれないので腹が立つのである。
もし「ああしたほうがいい」と言われたら、「じゃあ、俺に金払って雇って経営側に回れや」と言ってやりたいものである。
この様に、「命令」と「保護」は全く同じ度合いでなければ、物事は上手くいかない。

世の中を見渡してみると

何もこれは身近なケースだけではない。
世の中には、「貧民救済」などといって、もらう相手の事情を知らずに、お金や食糧をばら撒くだけの援助がある。
確かに、これは道徳的で素晴らしいのだが、先ほどの「命令」と「保護」は全く同じ度合いでなければ、相手の人生を良くすることはできない。
この様援助を受ける人たちは、「何をやってもできっこない」という魔物に支配されており、努力することができなくなっている。

真の援助を考えるのであれば、そういう人たちに向けて、もう一度努力ができる様な環境を作り教育を施しながら、お金や食糧を援助するべきであろう。

雑談程度でいいなら気にする必要は全くないけれども、自分の我が子しかり他の人の人生に大きく立ち入って、相手の人生を良くするつもりであるのであれば、「命令」と「保護」は全く同じ度合いで行うことを深く意識して、行動しなければならない。これはそんな簡単なことではない。

誤解されると困るので、一応言い訳を言っておく。

決して、貧民救済を批判しているのではなく、事実としてお金と食糧を与えるだけの活動は「命令」と「保護」が伴ってないと指摘しているだけである。
しかしながら、この様な活動は、個人の道徳においては、恵の心は最も貴く、称賛に値する。
大切なのは、様々な視点に立って考え、個人の道徳や世の中の経済状況を考慮し、行動自体を区別して考えることである。

世の中の偉い人は、机の上の議論に酔って、人を思いやる私的な道徳を忘れないように。

あとがき

ぐぅの音もでない、ド正論火の玉ストレート過ぎて、笑いが出てきますね。
諭吉先生のおっしゃる通りだと思います、、、気軽にキッチーとか読んでごめんなさい。っという気持ちになりました。

諭吉先生の「命令」と「保護」を拡張して、アドバイスと金はセットなのかもしれません。
世の中にはクソリプおじさんという言葉がありますが、あれは恐らく銭投げしてないからクソリプなんでしょうね。もし、TwitterにYoutubeみたいなスーパーチャットのように、スーパーリプライが出来るようになれば、クソリプおじさんとは呼ばれなくなるかもしれませんね。

自分もクソリプ飛ばさないように気をつけたいですね。
それにしても、「棚友に屡すれば疎んぜらるる」の意味は自分に効きましたね。
自分の未来を見ているような気がしました。

他の章の超訳は以下のマガジンに纏めているので、興味があれば是非ご覧ください。

原作の学問のススメは著作権が切れているので、無料で読めます!

自分が参考にした現代語訳はこちらになります。

次回は、

「信じるは善、疑うは悪」それって本当ですか?

にてお会いしましょう。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。



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