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the pillows 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 04 “SYNCHRONIZED TOUR” @下北沢CLUB Que

(Theピーズはライブの後半ドラムがシンイチロウさんからクハラカズユキさんに交代して「巴里の女性マリー」をやり、その後TOMOVSKYさんが加わり、 「90'S MY LIFE」をやりました)

シン「着替えてきます」

さ「今日はすごい貴重なライブじゃないか。Queではいつも楽しくお酒を飲んで、一番前のやつら全員チョップしてやるって感じなんだけど、さっきピーズ見てたら感動しちゃって、巴里も90'Sもガッツリやられて。しかも最後なんかすごいたたみかけて。あんな勢いの後にスケアクロウやっていいんだろうか?もうピロウズやらなくてもいいじゃんみたいな」

さ「目の前にいるキミ、さっきからずーっと土下座してて、みんな全体的に一歩下がって。こういうのは各自で考えるってのが重要だ」

さ「オレは高校時代、北海高校に通っていて、・・・この話長くなるけど、北海道の高校で(と真鍋さんに話を振るが水を飲んでいて気がつかない)その高校が甲子園とか国体とか出ちゃう高校だから上下関係が厳しくて1歳の差がすごい重要なんだよ。ほら、ダウンタウンの浜ちゃんが『全寮制ですごい厳しかった』『軍隊みたいだった』って話をするじゃん。そこまでじゃあないんだけど、オレはメンバーの中で一番年下だから、新宿ロフトとかで、対バンしているときなんか、ピーズはシンちゃんやピーちゃんの友達みたいな感じだった。だからさっきハルさんやトモくんやアビさんが90'S MY LIFEとか巴里の女性マリーとかやってるのを見て、ボクが作った歌をちゃんと聞いててくれたんだなって。(後ろを向いてタオルで顔を拭い、しばらく後ろを向いたままでいる)ちょっとメランコリックな気分です。この気分のまま1989やっちゃおうかなと」

P「ピーズのシャツを着ています(裸の女性が印刷されたシャツ)これ撮影のとき楽しかったみたいです」
さ「いや、合成だろ」
P「うちもやりましょう」
さ「別にいいけど、そういうキャラでいいの?」

さ「なんか今年ピロウズが武道館でやるということで、武道館でやるっていうとスターみたいじゃないか。それでこの前、福岡にプロモーションで行ってそこでキャーってなって、で、それが終わって、羽田に着いて山の手に乗って帰って・・・普通武道館やる人って山の手線乗らないよなー。乗ってるイメージないだろ?」(※ちなみに私はJRから出てくるさわおさんを見たことがあります)
客「あるー」
さ「ある?あるか。それでこの前ジャケットの撮影のときだっけ?(真鍋さんがうなずく)マネージャーに新宿駅まで送ってもらって、またこの自宅じゃなくて新宿駅までってのが。それでスターが真鍋君と改札出る時にバンドやってるらしいギターケース持った女の子がこう(サインを頼むしぐさ)しているときにSuicaでスーって」
P「しかも山中くんビニール傘持ってました」
さ「この話をマネージャーにしたら『そうですか』と言われました」
シン「ピロウズはいいよタオルがあるから。ピーズのときはタオルねえから」

さ「クラブQue15周年らしいじゃない。だからクラブQueとは最初のころからずーっと付き合いがあるんだけど、あんなもの作っちゃってよー(15周年記念の光る飾り)聞けば手作りっていうじゃない。俺は印刷所で岩田こうじくんと一緒にずっとバイトしてたからこういうの作るのここをこうしてとかすごい大変なのが分かるんだよ」

さ「武道館やるんだけど、オレがいつか落ちぶれたら・・・いや、落ちぶれるんだよ。そうなってもクラブQueは出させてくれると思う」

さ「アコースティックツアーのときにもちょっと喋ったんだけど、ボクが影響を受けたミュージシャンってのはもちろんたくさんいるんだけど、ボクは影響を受けやすいんだけど、特に歌詞の面で影響を受けたのは、佐野元春さん、コレクターズの加藤ひさしさん、そしてピーズのハルくんの3人。ハルくんとは使う言葉とかも違うんだけど、ほら『いんらんBaby』の『たまんねえ』とかをオレはなかなかかっこよく言えるかっていうと微妙じゃん」
客「言ってー」
さ「いやいやいや、でもさ、ピーズの歌詞ってこれが英詩だったら洋楽みたいなんだよな。ハルくんの歌詞って言わんとすることがわかるみたいな。表現したいものの表現の仕方を学んだ。かってにシンクロナイズドロッカーズを考えたりするんだよ。あのバンドのあれカバーしてとかさ、考えたりするだろ。それで犬ゾリという曲を」
(犬ゾリ演奏終盤、ハルさんとアビさんがステージにでてくる。さわおさんが歌い終わったあと演奏を中断せずにまたはじめから演奏する)
ハル「いや・・・いやいや自分で言うのもなんだけど、この歌、歌詞覚えてません」
(少し歌って終わる)
ハル「いやー、演奏うめーなー」

(アンコールのときタバコを吸って現れるPちゃん。いろんな風にかっこつけて吸って、そのたびに歓声が上がる)

さ「今日はすごい貴重なライブじゃないか?」

さ「ピーズサンキュー、キュウちゃんサンキュー、トモくんサンキュー、クラブQueサンキュー」

さ「アンコールとかないから、ちゃんと帰れよ」


スケアクロウ
プロポーズ

ターミナル・ヘヴンズ・ロック

I know you
バビロン天使の詩

1989
サリバンになりたい
ONE LIFE
アナザーモーニング
サードアイ
この世の果てまで

 アンコール
犬ゾリ(Theピーズのカバー。バンドアレンジ・バージョン)
WAITING AT THE BUSSTOP

 感想
「一曲目スケアクロウだろうなー」と思ってたら当たった。やったね!
犬ゾリがかっこよかった。盛り上がった。アコースティックのもよかったけど、やっぱりバンドアレンジのほうがいいと思いました。
Theピーズの巴里の女性マリーが初めて聞けてうれしかった。
最後のバスストップの盛り上がりがすごかった。

 追記
この頃はピーズの曲をあまり知らなかった。
今はアルバムほとんど持ってるほど好きなんだけどね。
ピーズに目覚めるのが遅かった。
シンちゃんもピーズ辞めちゃったし。
後日「なんで一曲目スケアクロウだと思ったんですか?」って訊かれたけど、それはピーズとの対バンだから、「シンイチロウを歌った曲はあるか?こっちはあるぞ」的なアピールでやるんじゃないかと予想しました。

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