カルトの洗脳は解けた方が幸せなのか 2

私が長年信じてきたものが間違っているかもしれないと思ったのはコロナ禍になった時のエホバの証人の組織の対応でした。
ワクチンに関して色々意見はあるかもしれませんが、それは置いておいて、組織はその選択は個人の決定で自由と正式に日本支部は発表していました。

でも毎月ネットで統治体という組織の幹部の話がリリースされるんですが、その話の内容はベテル奉仕者(出家して奉仕する信者のような人たち)が何%ワクチンを受けたとか、家族を動画に登場させて統治体の話でいい決定ができた(ワクチン接種した)と話したりしていました。

またデータに関してもその頃は世界中から英語ができたこともあり検索してたんですが、2021年1月の話ではほんとにごく一部、というよりも一つだけのデータを持ち出してそれが正しいとしていました。

このワクチンのことがどうこうではなく、一部の偏ったデータだけを持ち出して圧力をかけていること、個人の決定と言いながら圧力もかけていたことに強烈な違和感を感じました。そしてその時は集会(エホバの証人は週に2回、王国会館に集まり話を聞いたり、布教の練習をしている)がズームで行われていたんですが、みんなが何の疑いもなくうなづいているのが見えたのも大きかったと思います。
 今までは勝手に自己解釈ですが、エホバの証人は全てのことを調べる人たちでだからこそこの真理に辿り着いていると思っていたんですが、違うかもしれないと思いました。

純真で調べない人たちの集まりなんだ、これは全ての教義を、一部の情報だけで信じる証拠としていないか、調べ直さないといけないと思いました。
それと同時に妻への申し訳なさを痛感しました。

これが私が自分の宗教、エホバの証人を疑い調べ始めるきっかけになりました。この時は自分が人生を40歳近くになるまでかけてきた物が嘘だったかもしれない、全てが無駄だったかもしれないということなので、幸せでなく絶望を感じる、そんな瞬間だったと思います。

それからどうなっていったかをまた書きたいと思います。

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