内反足をご存じですか

というタイトルほど深刻な感じではない。
私は、右足が内反足という状態で生まれてきた。足の内側にあるなんとか筋が少し短くて、足の先のほうが内側に引っ張られてしまう状態である。wikiにリンクを張らなかったのは、リンク先にあるほどは重症ではないから。それでも、いろいろ不便はあった。

どんな不便かと言うと、足の左右差が一般の人よりも大きい。この話をすると、すぐに話を遮って「みんな足の大きさは一緒じゃないんだよ」と言ってくる人もいるが、そんなレベルじゃないんだよ。自己啓発的な意味合いで、自分の体のことを不具合のように考えるなということらしいけれど、私は事実を言ってるだけ。面倒くさいので黙ってやり過ごすことにしている。

いやいや、今日はそんな話をしたいんじゃない。とにかく足の左右差が1.8センチくらいある状態でも、同じサイズの靴が履けるというのはよっぽど幸運な状態なのだ。生活のたのしみ展でサイズを測って調整してもらったNAOTの靴はその点、期待以上に調整されていた。

箱から出したばかりなのに、右側が履き古したような形がついている。これに足をいれてみると、でっぱりの部分にちょうど足が収まる。1週間くらい試し履きが必要なのだがあいにくの梅雨。家の中を短時間だけれど、毎日試し履きしながら過ごしている。

というところで、梅雨の晴れ間!
思い切って履いて外に出た!10年単位で革靴を履いていなかったので、最初その硬さにすこしだけ不安になった。けれど、履いてから3時間。思った以上に足に馴染み、つま先の五本指はもぞもぞ動かせる。けれど、足の甲あたりはしっかり止まっていて、靴の中で足がすべることもない。
これは、長く履いていける靴かもしれない。

形も素敵なのがいいけれど、履き心地が何より大切なので、とてもいい靴に出会えたと思う。うれしい。

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