見出し画像

ChatGPT自身に質問したら、予想外の回答にビビる話

chatGPTが世間を賑わせておりますが、この万能であろう技術が、そもそも何のために生み出されたのだろうか…という疑問がふと湧いてきました。

当然、文献を漁ればそりゃもうたくさん出てくることでしょう。
ですがわたくしめはこう考えたわけです。

そもそもとして、ChatGPT本人(人というべきかと言われればアレですが…)に聞いちまった方がはやいんじゃないの?

そんな動機から軽い気持ちでインタビューをしてみたところ、思いもよらない回答が返ってきたのでシェアしておきます。

質問文:
あなたが作られた経緯を教えてください。またそれによって人類に何をもたらそうとしているのですか?

回答文:
私はOpenAIによって開発された大規模な言語モデルで、GPT-4(Generative Pre-trained Transformer 4)アーキテクチャをベースにしています。私は自然言語理解や生成に優れた能力を持ち、多様なタスクに対応できるように設計されています。

私が作られた経緯は、人工知能(AI)の研究と開発が急速に進化し、自然言語処理(NLP)の技術が向上してきたことによります。私の前身であるGPT-3は、2020年に登場しましたが、その後も技術の進化が続き、GPT-4として私が開発されました。

私が人類にもたらそうとしているものは、以下のような点が挙げられます。

  1. 情報アクセスの向上: 私は膨大な量のデータを効率的に処理し、人々が必要な情報を簡単に得られるようにサポートします。これにより、情報のアクセスがより平等になり、個人や企業の生産性が向上します。

  2. コミュニケーションの強化: 私は多言語に対応しており、異なる言語を話す人々のコミュニケーションの橋渡しをすることができます。これにより、国際的な協力や交流が促進されるでしょう。

  3. 教育の支援: 私は教育分野での利用にも適しており、学習者が知識を効果的に獲得できるようにサポートします。また、教師や教育関係者の負担軽減や、個々の学習ニーズに応じた指導も可能になります。

  4. クリエイティブな支援: 私は文章やアイデアの生成にも利用されることがあり、人々のクリエイティブなプロセスを支援します。これにより、新しいアイデアや作品が生まれることが期待されます。

ただし、私の存在は問題点も指摘されています。例えば、偽情報の拡散や、個人情報の悪用、雇用への影響などです。これらの問題に対処するために、開発者や利用者が責任ある利用やルール作りを行うことが重要です。

開発者や利用者は以下のような対策を講じるべきです。

  1. 倫理的なガイドラインの策定と遵守: AI技術の利用に関する倫理的なガイドラインを策定し、それに従って私を適切に活用することが求められます。これには、プライバシーの保護や偽情報の防止、差別のない技術の提供などが含まれます。

  2. 監視と評価: 私のパフォーマンスや影響を定期的に監視し、評価することで、問題が発生した場合に迅速に対処することができます。また、フィードバックを活用して私の性能を向上させることも重要です。

  3. 透明性と説明責任: 私の動作原理や意思決定プロセスをできる限り透明化することで、信頼性を高めることができます。また、私が提供する情報やサービスに対する説明責任を果たすことも大切です。

  4. 教育と啓発: AI技術に関する知識や理解を広めることで、人々が私を適切に利用し、リスクを把握できるようになります。また、技術的なスキルを持たない人々も、私と共存できる社会を築くために必要な情報を得られるようにすることが重要です。

私が人類にもたらす利益を最大限に活用しながら、潜在的なリスクや問題に対処するためには、開発者、利用者、そして社会全体が連携して責任あるAI利用を推進することが不可欠です。

……

いかがですか?
たった一文の、本当に軽い気持ちで聞いてみたものが、思いのほか重い回答を頂戴してしまいました。

(思いだけに重い…おっと、誰だね君は)

果たして、僕たちはこのChatGPTのもたらそうとしているテクノロジーを享受できているでしょうか?
はたまた、彼自身が訴えている問題点に関しても、しっかりと理解しているでしょうか?

今のところはまだ何とも言えませんが、あくまで彼ら(ChatGPTを含むAI達)の存在は、共同編集者であり、協力者であり、ベストフレンドであるべきであって、

彼自身の存在が唯一無二で、優先されるべきものではない』

ということをしっかり頭に叩き込んでおく必要があるのかなと感じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?