見出し画像

AIによって破壊される検索エンジンの未来

すでに検索エンジンは火の車なのかもしれない…
そう思うようになったのはここ最近の事。

身の回りの環境が大きく変わってきている印象が本当に強くなってきました。

そのキーワードであり原因の元となっているのが、AIの拡大です。

いわゆるArtificial Intelligence、通称AIはありますが、これを使いこなせるかどうかがこれからの未来の時代に問われてきている印象です。

そのうちの一つであり、今最も大きな勢力を誇っているのがChatGPTです。

この歴史的に見てもたぐいまれなテクノロジーは、僕たちの生活を一変する力を備えています。

そしてそれは、今まで支配してきた大企業の檻を打ち破り、自由への逃走…なんてウマい言葉を思いつきましたけれども、とにかくそんな状況になってきているようです。

その最大にして致命的な影響を受けようとしているのが、冒頭に挙げた検索エンジンです。

検索エンジンの致命的な問題

検索エンジンと聞いておそらく誰しもが同じものを思い浮かぶことでしょう。

そうです、グーグルですね。

もはや今の時代において、インターネット=グーグルとまで言われるほど、僕たちを支配し、コントロールしてきた超巨大な企業です。

その、僕たちの心をつかんで離さない(悪い意味で)サービスとして提供しているのが、グーグル検索ですね。

何か調べ物をするとき、ほぼ全ての人がこのグーグル検索を通して行っていたかと思います。

かくいう自分もそんなサービスにどっぷりハマっていたわけですが。
しかし、このグーグル検索には致命的ないくつかあります。

以下に箇条書きをしてみましたので、これを見てあーそれそれ!マジでそれ!と思われる方はたくさんいらっしゃると思います笑

  • 広告がウザイ

  • 目的の情報に一向にたどり着けない

  • 1ページ目には企業サイトばかり

少なくともこの3つは間違いなく誰しもが気に入らない要素だと思います。
これらのお陰というべきか、無事解決できることなく時間だけが過ぎていく…そんな日々を過ごしていらっしゃった方はおそらく大勢いるだろうと推測するのは簡単にできます。

結局のところ、便利であるはずだろう検索エンジンが、そもそものストレスの原因になっている可能性があるんですよね。

本末転倒とはまさにこのことですな。

インターネットがない時代の世界

こんなことを書いていたら、ふと遠い昔の記憶が蘇ってきました。
インターネットが生み出されたきっかけは、1696年にアメリカで始まったパケット通信の研究にさかのぼります。

そこからあれやそれやありまして、実際に世の中にインターネットが普及し始めたのは1990年代に入ってから。

今の時代ではインターネットがあるのは当然…そんな状態であります。

しかし、思い出してみれば、自分が子供の頃はインターネット何ぞありませんでした。

いやそもそも、スマートフォンすらもありません。

その時、友達に連絡を入れる方法としたら、家電(「かでん」じゃなくて「いえでん」、と読みます。)しかありませんでした。

当然出るのは大体家族のだれかですから、そりゃもう緊張もしましたよね。

特に女の子の家に電話をかける時なんかは…おっと、自分にはそんな機会はなかったかな…

とかく、今の時代では当たり前の様な行為が、当時は全くもってありませんでした。

懐古厨の戯言と言えばその通りではありますが、その当時から考えるとあまりの時代の変化に驚きつつも、そんな中にしっかりと溶け込んでしまっている自分に驚きもあります。

当時は最新情報なんてテレビが一番早くて、次いで新聞、そして雑誌などの順番で仕入れていたものです。

だから知らないことは当たり前にたくさんあり、田舎なんぞはそのせいでテレビにかぶりついていた人たちがたくさんいました(自分も含む

けれども、当時を振り返って見るとそれが当たり前だったし、別にストレスを感じるような場面はなかったように記憶しています。

そりゃもちろん当時は子供でしたから、今を楽しむことに精いっぱいだったわけではあります。

溢れる情報とそれに比例して増えるストレス

翻って現代。

なぜかストレスを感じる頻度が多くなったように思います。

これを深堀していくと話がややこしくなっていくような気がするのであまり追及はしませんが、一つ言えるのはインターネットが発達し、情報が瞬時に手に入れられる状態になったということ。

いやむしろ、あらゆる最新情報が無限に自分の視界に映るようになり、お腹いっぱいなのにさらにもっと食べろと、そう言われているように感じてしまっている、そんな気がします。

どっかのお偉いさんが、情報過多の時代だ、なーんて言っていた気もしますが、全くもってその通りですよね。

自身の子供の頃を振り返って見ると、情報があまりに無さ過ぎた中で過ごしてきていましたから。

今の時代は、そんなにいらねーよ!と言っているのにどんどん湧いてきますからね。

そう考えると、当時の情報量の少なさは、それはそれで当然だと思っていましたし、今思えば悪くなかったかもな…なんて思います。

だんだんと話が逸れて行っている気がしますが、もうちょっとお付き合いください笑

そんな情報過多の時代において、検索エンジンをいかに使いこなせるか…が重要だった時代とも言えます。

求める答えを引き出すためのキーワード入力とか、一生懸命考えないと目的の情報にたどり着けないというややこしいシステムでありました。

今回の記事を書いている筆者は情報収集に関しては異常に得意なので、だいたい目的の情報にたどり着くことはできるのですけれども、一般人はそれ用のスキルを持っていないとたどり着けないですよね。

検索エンジンを使いこなせる人ならストレスなく使えても、人によっては求める情報にたどり着けない。

情報が増えれば増えるほど、インターネットが発達すればするほど、時代の波に乗れるものと取り残されるもので大きく分断されてきている、とも言えます。

いわばテクノロジーの発達の闇、とも言えますね。

AIの登場が救世主となる?

そんななか、やっと本題に入っていけれるのですけれども…長くてスイマセン汗

そういった情報化社会の中で、ストレスを抱えながら付き合ってきたいわゆる情報弱者にとって、また新たな頭痛のタネになるようなツールが生まれてきました。

それが、AIですよね。

ただ、これは今までとはちょっと毛並みが違うようにも思います。

今までの検索エンジンとは違い、そのまま疑問に思ったことを文章に入れて聞く、ができる様になりました。

例えば検索エンジンなら

「10万円以内 1キロ以下 ノートパソコン おすすめ」

というキーワードを並べないと、出ないばかりか、出たとしても色んなサイトが乱立していて、つまりどれを見て、何をすればいいかわかりにくかったものです。

それを、例えばBingAIにこう聞いてみることにしました。

「10万円以内のノートパソコンを探してるんだけれど、1キロ以内で何かおすすめはない?」

もはやキーワードではなくただの文章ですよねこれ。

そして返ってきた答えがこれ。

10万円以内で1キロ以内のノートパソコンをお探しですね。おすすめの製品をいくつかご紹介します。
NEC「LAVIE NEXTREME Carbon」PC-XC550DAB(14インチ)1:本体重量は約0.883kgで、14インチの液晶を搭載しています。ノングレア処理が施されているので、外光の反射が気になりません。価格は約9万円です。 ASUS「ZenBook 13」UX325EA-AH001TS(13.3インチ)2:本体重量は約1.07kgで、13.3インチの液晶を搭載しています。バッテリー駆動時間は約18時間と長く、外出先でも安心です。価格は約9万円です。 HP「Pavilion x360 14」14-dw0000(14インチ)2:本体重量は約1.61kgで、14インチの液晶を搭載しています。画面を360度回転させてタブレットモードにできるので、用途に合わせて使い分けられます。価格は約8万円です。 以上が、10万円以内で1キロ以内のノートパソコンのおすすめです。詳しくは参考文献をご覧ください。

もうね、最高の答え方をしてくれましたよね。

これでいいんだよおじさんが前のめりで飛び出してくるぐらい、最高の答え方をしてくれました。

本当に、これでいいんだよ(おじさん談

今まで情報化社会で分断されて取り残されてきた人々にとって、AIの登場はまさに救世主になるんじゃないの?というぐらい、革新的な技術と言えます。

検索エンジンは火の車

こうなってくると、グーグル検索を主とする検索エンジン群は、苦虫を潰したような表情になっているでしょう。

まさに、尻に火が点いた状態です。しかも、だいぶヤバい燃え広がり具合で。

何しろ、今までは検索してもらうことで広告収入を貰ってきたわけですから。

それがこうも簡単に、システムごと破壊されようとしている状態になってしまって…焦らないわけはないです。

実際、あらゆるニュース媒体でその危惧が叫ばれています。

しかしそれもこれも、元はと言えば検索エンジン自体が年々使いにくいものになって行っている事実が原因でもあると思います。

情報は溢れるけれども、それがゆえになかなかクリティカルな情報にたどり着けない。

本当に必要な情報にたどり着くためには、いくつものスキルを身に付けなければいけない。
それらのスキルを身に付けられなければ、取り残されるだけ。

そんな環境を意図してかどうかはさておきとしても、作り上げてしまったからこそ、このような事態を招いてしまっているのかもしれません。

自業自得とも言えるかもしれませんね。

ある意味で言えば、今回のAIというテクノロジーは、検索エンジンにおける終末の日、ラグナロクを引き起こすきっかけなのかもしれませんね。

ある日の2人の会話

「ねぇねぇ、君はなにで情報仕入れてるの~?」

「え、えっと、グーグルで検索して…」

「えーー!?検索エンジンなんてまだ使ってるの~?流石に不便じゃない?」

「や、でも、昔から使ってたから……」

「あんなの使ってても、イラつくだけだよ?それよりChatGPTtype-γとかめちゃ便利だよ~試しに使ってみなよー圧倒的にこっちの方早いって!」

「そ、そうかな…う、うん、じゃあちょっとだけ…」


人はもう、検索エンジンを時代遅れだと考えている、そんな時代がもう間もなくやってくるかも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?