昨年の10月から4か月ほどかけて、
スタンダップコメディアンの
ぜんじろうさんから、スピーチの
スキルを学んだことは、ここで
何度か書かせてもらった。

この時に一緒に学んだメンバーの
大半は「DAF」の関係者。
しかし、新たなご縁をいただいた
メンバーも数名いた。
その中の一人が、岡佐紀子さん。

最初にお会いした時から、
異彩を放っていた。

まずその奇抜な衣装。
ただの服ではない、
あえて「衣装」と呼ぶにふさわしい
いでたち、ルックスなのだ。
ご本人は、至って「普通」だと
おっしゃるのではあるが。
ただ、不思議と嫌味もなく、
ド派手なのに似合っている。

そして、関西弁の大声で、
ズバズバとホンネ丸出しの
マシンガントークを展開する存在感。
その口調がまたなめらかで、
只者ではないことを感じさせる。

更に、上記リンク先にある通り、
Mrs. Universe Japan 2021の
ファイナリストに選ばれる程の
才色兼備っぷり。

「この人、何者？」
という出会いではあったが、
あっという間にみんな打ち解けた。

本気で、本音で生きている。
個性をストレートに出し切っている。
そんな姿に私は共感したし、
DAFの出演者が中心の他のメンバーも
きっと同感だったものと思っている。

もうこれは必然だったと思うが、
1月にワークショップでの学びが
終わり、間もなく行われたDAF
オーディションへと参加。
見事に初出演のオファーを獲得
された。

本人が体験した、何とも理不尽な
マナー研修。
その時のエピソードを、渾身の
パフォーマンスで観客の脳裏に
焼き付ける鮮烈デビューを飾った
のである。

岡さんには、プライベートでは
ご主人と3人のお子さんがいらっしゃる。
そのご家族お一人お一人がまた、
非常にユニークな個性をお持ち。

詳細な説明は省くが、
そのユニークな個性を殺すことなく、
互いが互いを認め合い、尊重し、
必要なときに助け合うような
素敵な関係性を築いている様子が
微笑ましい。

本業が研修講師ということで、
四六時中、日本全国を飛び回って
いて、物理的にお子さんと一緒に
いることが少なかった様子。

それでも、愛情を注ぐ、伝えると
いうことを怠らずに育てて来たに
違いない。
長男にしても、長女にしても、
そして3人目のトランスジェンダーの
彼にしても、その個性を、存在を、
しっかりと認められて育ったことが
伝わってくるのだ。

そんな岡さん、次回「DAF32」に
2回連続2回目の出演を果たす。

とはご本人談。
どんな強烈な話が聞けるのか、
見逃す手はない。
乞うご期待。