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まずは棄てよう!

興奮冷めやらない。
オンラインとリアルとでは、
やはり受け取ることのできる
情報量が違いすぎる。
それをヒシヒシと感じた今日の午後。

渋谷QWS(キューズ)で行われた、
「知の温泉」企画。
「渋澤ドラッカー研究会」
リアルイベントに参加させてもらった
率直な感想である。

2年越しで初のリアル対面となった
ドラッカー研究者の井坂康志さんを
始め、主催側も、参加者側も、みな
素晴らしい方々ばかり。

井坂さんが、「コンテンツが衣服を
着たような方々」
というユニークな
比喩を冒頭におっしゃっていたが、
一緒に時間を過ごすうちにその意味が
ジワジワと分かって来る、そんな
時間を過ごせたことに感謝しかない。
何とも嬉しいクリスマスプレゼントを
頂戴した格好である。

本日の主題は、

で、コロナで何を捨てました?

というもの。

ドラッカーが説いた「体系的廃棄」
念頭に、このコロナで終始した1年を
振り返って、
・何が起こったか?
・予期せぬことは?
・何を捨てたか?
・出会った人や知識は?

という問いに向き合うことで、
来年の目標を新たに立てていっては
どうか、ということを井坂さんが
提案してくださった。

そして、その中である意味最も重要な
問いである「何を捨てたか?」
即ち「体系的廃棄」に関して、
ドラッカースクール修了者の藤田勝利さんが
より詳しく、かみ砕いて、ドラッカーの
言葉を上手に引用しながら、豊富な実例を
元に分かりやすく解説してくださった。

この「体系的」というのは、英語の原文では
「organized」
という言葉を使っているとのこと。
つまり、やたら滅多に、あるいは適当に
廃棄をするのではなく、何かしらの基準に
沿って廃棄をせよ
、という意味合いだ。
藤田さんは、「顧客の価値基準に沿って」
廃棄をすることだと理解している旨、
補足してくれた。

「顧客」を大切にしたドラッカー。
マーケティングは「顧客」から始まる、
そう喝破したのがドラッカー。
それを踏まえると、廃棄ルールとして、
「顧客の価値基準に沿う」
という言葉が出て来るのも、
非常に納得感高い話である。

今年の総括と、来年の目標設定を、
先週末やる予定にしていた。
しかし、諸事情で先週それが叶わなく
なったため、今週末以降に持ち越しと
なってしまっている。

今日の話を聞いて、
まずは体系的廃棄を徹底的にやる
ことへの意識付けが明確となり、
一週間遅れたのはむしろ大正解という
展開となった。

「To Do List」はみんな作るが、
「To Stop List」は作らない。
そんな話も藤田さんから伺って、
「確かに!」と思わず膝を打った。

少し長めの時間が取れる年末年始。
「To Stop List」から始まる「体系的廃棄」を
皮切りに、実りある時間が過ごせそうだ。



己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。